関節可動域制限について 袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンター
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ、伊藤リハビリセンターです。
私たち伊藤リハビリセンターでは、病気の後遺症や難病などにより自力で施術所へ通う事が難しい方を対象に、患者さんのお宅や介護施設などを訪問し、リハビリマッサージをおこなっています。
訪問リハビリマッサージの患者さんのなかでも、関節の動きが悪くなってしまっていたり、動かずに関節が固まってしまっている方が多くいらっしゃいます。
いわゆる「関節可動域制限」が起きてしまっている方です。
私たち伊藤リハビリセンターでの施術は、マッサージ・ストレッチ・関節運動を主として、可動域制限へのアプローチを行っています。
関節可動域制限が起こる理由
・骨折などの外傷
骨折や捻挫などによりギプス固定を何週間か行い、ギプスを外した後に筋肉などの組織が硬くなり柔軟性が低下し、関節の動きが制限されることがあります。また、骨折により関節の変形がおきてしまった場合には後遺症として関節可動域制限が残ってしまうこともあります。
・変形性関節症
歳を重ねることにより膝や股関節などの変形が起きやすくなってきます。
筋力の低下などにより軟骨の摩耗が起きたり、骨の形状自体が変形してきます。変形が進むことにより関節本来の動きが制限されてしまいます。
・関節周囲組織の柔軟性低下
寝たきりなど身体を動かさなくなってしまうことにより、関節周囲組織の柔軟性が失われ、関節可動域が低下してきます。
単なる運動不足でも柔軟性の低下による関節可動域の低下は見られますが、寝たきりによる関節可動域の低下の場合は十分なリハビリマッサージや可動域訓練が必要になります。
リハビリマッサージを行うことにより
しっかりとしたリハビリマッサージを行うことにより可動域制限の改善と予防が期待できます。また、可動域制限がおこることにより日常生活動作が正しく行えなくなってしまうため生活レベルを落とさないためにもリハビリマッサージは重要となります。
その他、関節の動きが制限されることにより関節周囲の血流が悪くなり、関節痛や床ずれができてしまったりするため、痛みや皮膚トラブルの軽減にもつながります。
関節の動きが制限され思うように動かせないという事は、非常に大きなストレスになります。そのため、リハビリマッサージや関節運動、ストレッチは自律神経を刺激することができ、精神的な活力を与えることも大きな効果だと思います。
病気などの疾患を持っている方、難病の方はもちろんですが、関節可動域の制限に悩まされている方は若い方を含め非常に多くいらっしゃいます。
関節の動きというのは、悪くなりそのままにしておくと、どんどん動かなくなっていきます。患者さん方が口をそろえて「本当に悪くなるのは早い!」そして「良くなるは倍かかる!」とおっしゃっておられます。
本当にその通りです。
しかし、関節可動域の制限が起きてしまっている原因にもよりますが、地道にリハビリマッサージや関節運動、ストレッチを行うことで良い変化はあります。
私たち訪問リハビリマッサージの患者さんは、比較的年配の方が多く、介護を必要とされています。そのような方にとって、日々のリハビリマッサージにより現状維持を保っていくことも大きな効果だと思います。
患者さん本人の為もそうですし、介護をされる家族の負担を軽減するためにも、関節の動きをいつまでも良い状態で保ちましょう。