冬場に気をつけたい、高齢者の皮膚トラブル 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
〜乾燥・かゆみ・皮膚損傷を防ぐために〜
冬になると「なんとなくかゆい」「皮膚が粉をふいている」「赤くなっている」といった相談が増えてきます。
高齢者の皮膚は、若い頃とはまったく違う“状態”にあります。
今回は、冬場の皮膚管理についてまとめます。
なぜ高齢者は冬に皮膚トラブルが増えるのか?
① 皮脂・水分量の低下
加齢により皮脂分泌が減少します。
皮膚のバリア機能が弱くなり、乾燥しやすくなります。
② 暖房による湿度低下
エアコン・ファンヒーターで室内湿度は30〜40%まで下がることも。
③ 入浴習慣
熱いお湯・長湯・ゴシゴシ洗いは、さらに皮脂を奪います。
冬に多い皮膚トラブル
・皮脂欠乏性湿疹
・掻破による皮膚損傷
・亀裂(ひび割れ)
・下肢浮腫+皮膚トラブル
・滲出液が出るケース
特に下肢浮腫がある方は要注意です。
皮膚が黒ずみ、硬くなり、やがて浸出液が出ることもあります。
これは「単なる乾燥」ではなく、循環不全や慢性的なうっ血が背景にあることが多いです。
家庭でできる冬の皮膚管理
① 保湿は“入浴後5分以内”
皮膚がまだ湿っているうちに保湿剤を塗る。
・ワセリン
・ヘパリン類似物質
・尿素(※刺激が出る方は注意)
こすらず、押さえるように塗るのがポイントです。
② お湯は38〜40℃
熱すぎるお湯はNG。
石鹸は泡立てて優しく。
ナイロンタオルは控えましょう。
③ 加湿は50〜60%
加湿器が理想ですが、
濡れタオルを干すだけでも違います。
④ 浮腫対策も同時に
・下肢挙上
・足関節の自動運動
・軽い歩行
・弾性ストッキング(医師指示下)
皮膚管理は「循環管理」とセットです。
こんなサインがあれば医療相談を
・滲出液が止まらない
・皮膚が黒く硬くなっている
・片足だけ強く腫れている
・痛み・発熱を伴う
早めの対応で重症化を防げます。
まとめ
冬場の皮膚トラブルは
「乾燥」だけではなく
「循環」「栄養」「活動量低下」が関係しています。
皮膚は“身体の状態を映す鏡”。
ただ保湿するだけでなく、
生活全体を見直すことが大切です。
気になる症状があれば、早めに専門医にご相談ください。

