パーキンソン病の進行を遅らせるには? 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
そのなかでも「パーキンソン病」の方も多く、病気の進行の仕方は様々です。
そこで今日はパーキンソン病の進行はどうすれば遅らすことができるのか?というテーマで書かせて頂きます。
パーキンソン病は、脳内のドーパミンという神経伝達物質が減少することで起きる病気です。手足のふるえ、動きの遅さ、筋肉のこわばり、歩行障害などの症状が徐々に進行します。
現在のところ、パーキンソン病を完治させる治療法はありませんが、進行を緩やかにすることは可能です。毎日の生活の中で意識したいポイントをいくつかご紹介します。
- 適切な薬物治療を継続する
パーキンソン病の治療の中心は薬物療法です。医師の指導のもと、ドーパミンの働きを補う薬を適切に使用することが大切です。薬の効果や副作用には個人差があるため、症状に合わせた調整が必要になります。
「症状が軽くなったから」と自己判断で薬をやめることは、病気の悪化を招くことがあります。定期的な診察と相談を続けましょう。
- 運動療法、マッサージで身体を保つ
パーキンソン病に対して非常に効果的なのが運動またはマッサージです。
- ウォーキングや水中歩行
- ストレッチや体操
- ヨガや太極拳のようなバランス運動
- 国家資格者による全身的なマッサージやストレッチ
運動は筋力や柔軟性を保つだけでなく、転倒予防や気分の安定にもつながります。無理のない範囲で、毎日少しずつ続けることがポイントです。
- 栄養バランスの取れた食事
食事もパーキンソン病の進行に影響を与えます。特に意識したいのは次のような点です:
- 野菜や果物、魚、良質なタンパク質を意識して摂る
- 水分をしっかりとる(便秘予防にも)
- ビタミンDや抗酸化物質(例:ビタミンC、E)を含む食品を摂る
また、L-ドーパ薬の吸収に影響を与えるため、高タンパクな食事と薬の服用タイミングには注意が必要です。医師や薬剤師に相談すると安心です。
- 社会的なつながりを大切に
人との交流や趣味活動は、パーキンソン病によるうつ症状や意欲低下の予防にも役立ちます。地域の患者会やリハビリ施設、デイサービスなどを積極的に利用するのも良い方法です。
- 睡眠と休養をしっかりとる
質の良い睡眠は脳の健康維持に不可欠です。不眠や日中の眠気が気になる場合は、生活習慣を見直したり、医師に相談したりすることが大切です。
パーキンソン病と上手に付き合っていくためには、「病気を受け入れ、できることをコツコツ続ける」ことが大切です。薬・運動・食事・人とのつながりをバランスよく保ちながら、穏やかな毎日を過ごしていきましょう。
ご本人だけでなく、ご家族や介護者、施術スタッフのサポートも非常に大切です。私たちもお力になれるよう、日々サポートを続けてまいります。