病気になっても前向きな生活を!パーキンソン病の心と付き合い方について 袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンターです。

当センターでは、袖ケ浦市、市原市、木更津市、君津市、富津市までを訪問範囲として自力では通院できない方を対象にリハビリマッサージを行っています。

自力では通院できない方としては、脳梗塞など脳血管障害の後遺症の方や大腿骨頸部骨折、脊柱管狭窄症やパーキンソン病などの難病の方が多く当センターをご利用になって頂いております。

伊藤リハビリセンターでは、様々な疾患の患者さんをみさせて頂く中で、対患者さんだけではなくご家族との関わりも大切にしております。

リハビリマッサージを行っていくなかで感じることは、患者さんにとって身体的なケアだけでは決して良くならないということです。身体的ケアだけではなく、ご家族の協力もあっての事ですが、精神的なケアも絶対的に必要になります。

さまざまな疾患がありますが、本日はパーキンソン病の心と付き合い方について書かせて頂きます。

 

パーキンソン病の患者さんの心を考えるなかで大切な事

① 病気をよく知る事

パーキンソン病は50歳~60歳に発症することが多く、代表的な症状として「振戦」「筋固縮」「無動・寡動」という症状を伴う病気です。「パーキンソン病です」とお医者さんに言われても、すぐに何をしようというものではなく長い時間をかけて受け止めていく病気です。
患者さんによって病気の大変さから精神的に病んでしまう人も非常に多いですが、パーキンソン病というものを生活の一部として、「この症状とうまく付き合っていこう」と考えられる人もいます。どちらにせよ、不安を少しでも取り除き余裕を持つためにも病気について知る事が大切になります。病気について正しく知る事で、これから先の手立ても見えてくるようになります。しかし、パーキンソン病は治る病気ではなく少しずつ進行していく病気です。IPS細胞の研究も進んでいるようですが、今現在治す手段はありません。「治らない」「少しずつ進行していく」と思うと焦ったり、イライラしたり、気分が沈んでしまったりもします。
そんな時のためにも「日々病気とお付き合いしていこう」という気持ちが大切です。病気の経過を知っておくことで症状が進行していっても焦ることなく対応することができます。「これが私にとっての普通の生活」と思えるようになれると良いでしょう。

② 家族が理解しておくこと

家族の誰かが難病になってしまうと、他のご家族は「どのように接したら良いのだろう」と途方に暮れてしまいます。診断が本当にあっているのか?治す方法があるのではないか?などご家族が慌ててしまっては良くありません。ご家族にとって本当に辛く受け入れがたい事だと思いますが、難病になってしまった本人の不安と戸惑いを理解しなければいけません。
はじめは症状も軽く、介護はほとんど必要ありませんが、症状が進行してくるにしたがって様々な問題が出てきます。例えば、家族の前では病気に対する苛立ちからわがままになったりすることもあります。しかい、その苛立ちをぶつけられるのは家族しかいません。その家族の存在が患者さんにとってはとても大切なのです。
しかし、家族にしてみても毎日の介護の繰り返しでストレスが溜まってきます。本当に普通では居られなくなってしまいます。一番良くないのはご家族が自身を責め患者さんも責めてしまうという状態です。家族も疲れた時は疲れた、出来ないときは出来ないといいましょう。またどこかで必ずストレス発散しましょう!お互いに我慢することなく、したいことも遠慮なくできる状態を作っていくことが理想的な姿ではないでしょうか。

③ 医療や福祉を活用する

家族でできるところまで精一杯やる!という状態では患者さんも家族も共倒れになってしまいます。現在では伊藤リハビリセンターで行っている訪問リハビリマッサージであったり、デイサービスや訪問介護、訪問歯科など様々なサービスがあります。寝たきりにならないために、あらゆる手立てが整っていますので気軽に困っていることを解消できるようなサービスを利用していきましょう。

④ 自立させることを忘れない

少しずつ病気が進行していくにあたって、自分の病気の経過を知っておくと冷静に行動できます。どこまで自分でできて、どこからは人に頼むのかという判断ができるようにしておくこと、それを家族も理解できていることが大切です。
一方、なんでもやってしまう家族もいらっしゃいますが、それだと「病人」になってしまいます。「できることは自分でやりたい」という気持ちで生活することが患者さんにとっても家族にとってもうまくいくコツだと思います。

 

パーキンソン病は長く付き合っていかなければならない病気です。進行していってしまう怖さもあるなかで、病気を受け入れ、家族や様々なサービス事業者の協力のもと少しでも前向きに生活していく事が理想だと思います。治らない病気とはいえ、身体的なケアと精神的サポートにより進行を遅らせる事は可能だと思います。同じ病気であっても進行の仕方は全然違います。その差は、やはり日常の暮らし方が大きく影響します。難病であっても趣味をもち、できることはやる!これに限ります。
そのような気持ちにもっていくのも私たち伊藤リハビリセンターの役割です。

身体的ケアから精神的ケアまでぜひご相談ください!!

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