気とは何ぞや?
私たちの日常会話で「気」という言葉は頻繁に使われています。
例えば、気持ち・気分・気力・気まぐれ・気合・気まずい…などがあり、
そのほとんどは精神的要素の多いものに関係しています。
中医学では、気について2つの概念が示されています。
第1点は、気が身体を構成する物質であることです。
物質ですから気も消耗したり、補充したりできます。
気功師の中には、まるでキャッチボールをするような感覚で気を取り扱う人もいます。
これは、気を物質として捉えているからです。
第2点は、気が活動性や運動性を持つことです。
体の生理作用は、気の活動が中心になって行われます。
これは一般的に知られている気に近いイメージだと思います。
これらの概念の第1点と第2点を組み合わせてみると、
気は「物質でありながら、運動性がある」と、いうことになります。
もちろん気は目に見えないものであり、科学的には証明されておらず、
未解決のままで、想像するのが難しいかもしれません。
ただし、鍼治療はとても大きく気が関係しています。
経絡上にあるツボを選択し、弱っている気を補ったり邪気を取り除いたりするのです。
少しは気を理解した気がしませんか?
イトー整骨院 川上