鍼とお灸について 袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンターです。

私達、伊藤リハビリセンターでは疾患によってはお医者様に鍼灸施術の同意書を頂き、マッサージではなく鍼灸の施術を行っている患者さんもいらっしゃいます。
そのなかで、患者さんから「鍼とお灸ってどちらが効くの?」という質問を受けました。

私の返答としては「どちらも効きます!」とお答えしました。

鍼もお灸も、「経穴(ツボ)」や反応点を施術のポイントとして刺激を与えます。
鍼は機械的、物理的な刺激になり、お灸は主として温熱的な刺激という違いがあるため、患者さんの体質やお身体の状態により使い分けています。
昔の書物では「鍼でできないところを灸でうまくできる」とあるようで、これは施術上、鍼と灸が相補うものであることを意味しています。
鍼とお灸を併用すること施術効果が相乗されることになり、より望ましいでしょう。

また、鍼とお灸どちらを使用して施術にあたるかは、施術者の考え方によっても大きく異なります。単に「東洋医学」といっても、様々な施術方法があります。西洋医学的観点で鍼やお灸を使用する施術者もいます。

そのため、絶対的にこの症状には鍼が良い!灸が良い!というのは一概にはお伝え辛いのが正直なところです・・・

私が考える事としては、西洋医学的な考えまたは東洋医学的な考えなど一方に偏らない施術ということです。なんだか聞こえは良いですが、いいとこ取りです。ずるっぽく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、患者さんのお体を見ていく中で一方に偏った考えよりも双方(東洋医学と西洋医学)の考えで見れた方が、施術の引き出しが豊富になると思います。施術効果に行き詰った時、引き出しが多くあれば閃くこともあります。
薬などは使えませんが、私たちができることであればどの様な方法であっても、患者さんの調子が良くなれば嬉しいからです。

ちなみに東洋医学の根本は自然治癒力を高めるものです。自分自身の力で身体を良くするいわゆる免疫力を高める施術になります。
その観点からも、多くの病気において、薬などの単独療法よりも鍼灸を併用した方が効果が大きいという統計も表れているようです。それは例えば細菌によって起こる疾患において、西洋医学では細菌の繁殖を抑制するために抗生物質を与えますが、体力が弱っていたり、体質的な問題があると、なかなか完治せずに慢性化しやすいものです。そんなときに、鍼灸施術を併用していれば、免疫力を高め、比較的すみやかに解決することができます。薬で病原菌を倒し、鍼灸で抵抗力を高めることが最も合理的です。

私達、訪問マッサージ・訪問鍼灸の患者さんは高齢の方、免疫力が低下している方が多いです。表面的な症状改善だけでなく、根本的な患者さん自身が持つ力を引き出す役目も私達にはあります。

患者さんそれぞれの免疫力を高め、病気に負けない強い身体を作っていけるように日々精進していきます!

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