「病は気から」ってホント?高齢者とモチベーション 袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ
ブログをご覧になっていただきありがとうございます!
袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンターです。
本日は「高齢者とモチベーション」について書かせて頂きます。
私たち伊藤リハビリセンターは袖ケ浦市を中心に、市原市、木更津市、君津市、富津市の自力通院の難しい方を対象に、ご自宅へ訪問しリハビリマッサージを行っています。
多くの患者さんの身体的・精神的ケアをさせて頂く中で、私が常に意識していることは「人生の先輩」対して施術を行っているという事です。
患者さんの身体は色々な事を教えてくれますし、色々なヒントを与えてくれます。そのヒントを見逃さず、患者さん自身の「治す力」を引き出せるよう施術しています。
私たち伊藤リハビリセンターの施術はマッサージだけではなく、ストレッチや関節運動、患者さんによっては起立訓練や簡単な歩行練習まで行っています。
各施術者が多くの引き出しを持ち、患者さんの施術にあたっていますが、「治す力」を引き出すために一番何が大切なのか…
それは患者さんの「モチベーション」だと私は思います。
なぜモチベーションが大切なのか?
伊藤リハビリセンターでみさせて頂いている患者さんは自力での移動が難しく、脳梗塞や大腿骨骨折後の後遺症であったりパーキンソン病など難病を持った方が多いです。今まで出来ていた事が出来なくなってしまうと「もう何しても良くならない…」「動くのがめんどくさい」「寝ているほうが楽だ…」という気持ちになってしまう方がほとんどです。そうなってしまうと何事も前進しなくなってしまうのです。
モチベーションを高めることも私たちの仕事
患者さんのモチベーションを高めることができるよう、その患者さんがどの様な人なのかを理解するため患者さん本人と、またはご家族とのコミュニケーションを大切にします。また、「リハビリはキツイもの…」というイメージをお持ちの方もいますので、そうではなく、まずは「気持ちよく、楽しく、継続できるもの」というイメージを持っていただけるよう施術を行い、その中で「小さな成功」「小さな効果」を実感して頂けるよう伝えていきます。(「ここが柔らかくなりましたね!」「前よりも少し力が入ってますよ!」など)本当はできるのに、出来ないと思い込んでしまっている人も多いため、その患者さんが実際持っている能力や力をリハビリマッサージを通じて伝えていくようにしています。
私の経験から
昔から「病は気から」という言葉をよく耳にしてきました。私はこの仕事につくまでは、それほど意識する言葉ではありませんでしたが、脳梗塞後遺症などによる寝たきりの患者さんや難病の患者さんのリハビリマッサージに入らせて頂く中で、一つの経験から一番意識する言葉に変わりました。
6年間程ベッド上での生活をしていた方が、ある時突然やる気を出してくれました。ずっとベッド上でのマッサージ、ストレッチ、関節運動のみの施術でしたが、やる気が出たのをきっかけに自分で寝返りがうてるようになり、自分で起き上がり、座位の姿勢がとれるようになり、自分で立てるようになり、歩く練習が出来るようになりました。
また、余命宣告をされ寝たきりだった人でも、やる気をきっかけに歩行練習できるようになった方もいます。
モチベーションの大切さを実感させてくれた、患者さん達に感謝しています!
伊藤リハビリセンターの患者さんは、脳梗塞後遺症、心筋梗塞、パーキンソン病などの難病、大腿骨頸部骨折後などの患者さんが多く、残念ながら私たちには治せない病気ばかりです。しかし、病気は治せなくても、モチベーションを高めて身体のケアを行い、少しでも出来ることを増やしていく事で「良くする」ことはできます。寝たきりでいるよりも、少しでも自分で動けるほうが患者さん自身もご家族も明るくなり笑顔が増えます!
今後も、一人でも多くの患者さんを笑顔にし、活き活きした生活を送るためのお手伝いが出来たらと思っています!