ぎっくり腰とは

じつは、医療機関では「ぎっくり腰」と言う名称はありません。
主に急性腰痛の事を指し、急に痛くなった状態のことを指します。

原因

・重い物を持ち上げようとした

重いものを持ち上げる際は、腰に大きな負担がかかります。
よく起こるぎっくり腰の原因ではないでしょうか

・ものを取ろうとした際

必ずしも軽いものを取ろうとした際にぎっくり腰にならないとは言えません。
軽いものでも体勢によっては、自分の身体を支えないといけません。
自分の身体を腰だけで支えるのはものすごい負担になり、ぎっくり腰になることもあります。

・くしゃみ

意外だと思われますが多いのです。
急激な動きが身体に負担を与えぎっくり腰になることもあります。

・椅子から立ち上がろうとした際

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると身体が緊張してしまい、急に動いてしまうとぎっくり腰になる場合があります。
ぎっくり腰を繰り返すと最終的に慢性腰痛になることがあります。
しっかりと身体のケアをしましょう。

 

対処法

・RICE処置を行いましょう。

→RICE処置とは

・姿勢

楽な姿勢をとりましょう。
足を上げて仰向き、横向き、うつ伏せ、自分にとって楽な姿勢を取りましょう

 

治療

ぎっくり腰には、個人差はありますが鍼治療が効果的です。
痛みを和らげる効果を期待できます。
→イトー鍼灸整骨院の鍼灸治療

 

コルセットの着用も痛みを和らげることができます。
コルセットをすることにより腰、お腹周りの筋肉を支え腰の安定性が増します。

しかしコルセットを着用し続けていると腰の筋肉がコルセットに頼り、腰の筋肉が衰えていきます。
筋肉が衰えますと腰痛を再発しやすくなります。
痛みの強い時期、腰に負担をかける作業の時だけ着用しましょう。
急性期に於いては、アルコールの摂取、じっくり湯舟に浸かる入浴は、慎みましょう。

 

予防

・ストレッチ

色々あると思いますが、2つご紹介します。

腰を捻るストレッチ

手を広げ、顔を左を向いて仰向けに寝ます。
左足を右側に倒し、身体を捻りゆっくりと伸ばしましょう。
逆も同じようにやりましょう。

 

臀部(お尻)のストレッチ

椅子に座り足首を膝にのせます。
そのまま体を前に倒しながらお尻を伸ばしましょう。
お尻は腰の筋肉に関係します。
お尻が固い方ほど腰に負担がかかりやすいとされています。

 

・筋力強化

筋肉を強化することにより腰の安定性を高めます。
よく言われるのは体幹トレーニングです。

うつ伏せになり、肩の下に肘が来る様に腕を床につけます。
腕立て伏せと同じような姿勢になるように状態を上げます。
腰に負担や不安を感じる場合は膝をついて行いましょう。
腰は高すぎず低すぎず、カラダ一直線をキープしてください。

 

・歩行

歩きましょう。
安静時に痛みがなくなったら歩くようにしましょう。
慢性腰痛を予防します。

 

最後に

腰痛人類の進化の過程で二足歩行になった事が原因とも言われたりします。
日々のケアを大事にして、腰に優しい生活を送るように心がけましょう。