麻痺に対するマッサージについて 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では、難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージ、鍼灸を行なっています。
ご利用者様の中では脳梗塞や、脳出血の後遺症により麻痺を抱えている方も多くいらっしゃいます。
麻痺に対するマッサージは、血流の促進や筋緊張の調整、関節可動域の維持などに役立ちます。本日は、麻痺のある方へのマッサージの基本や注意点を解説します。
麻痺とは?
麻痺は、脳卒中(脳梗塞・脳出血)や脊髄損傷、神経疾患などによって筋肉がうまく動かせなくなる状態です。麻痺の種類には、以下のようなものがあります。
- 片麻痺:体の片側が麻痺(脳卒中によることが多い)
- 対麻痺:両足が麻痺(脊髄損傷などが原因)
- 四肢麻痺:両手・両足が麻痺(高位の脊髄損傷などが原因)
- 末梢神経麻痺:特定の神経が障害されて部分的に麻痺
麻痺があると、筋肉が硬くなったり、逆に萎縮してしまったりするため、適切なマッサージが重要になります。
麻痺に対するマッサージの目的
麻痺のある部位へのマッサージには、次のような効果が期待できます。
- 血流促進:血液循環を改善し、むくみや冷えを防ぐ
- 筋緊張の調整:硬くなった筋肉をほぐし、柔らかく保つ
- 関節可動域の維持:拘縮(関節が固まる状態)を防ぐ
- 感覚刺激:神経の働きを促し、感覚を回復させる手助け
- リラックス効果:自律神経を整え、不安やストレスを軽減
麻痺のある人へのマッサージのやり方
- 軽擦(けいさつ) – 優しくさする
手のひら全体を使って、麻痺のある部位を優しくさすります。血流を促し、リラックスを促進します。
- 揉捏(じゅうねつ) – 軽く揉む
筋肉を軽くつまむようにして揉みます。力を入れすぎないように注意し、心地よい強さで行いましょう。
- 圧迫(あっぱく) – 軽く押す
手のひらや指を使って、筋肉を軽く押します。血流を促し、筋肉の緊張を和らげます。
- 関節運動(ストレッチ) – ゆっくり動かす
関節をゆっくり動かし、可動域を維持します。無理に動かさず、相手の反応を見ながら行いましょう。
マッサージの注意点
- 強く押しすぎない:麻痺のある部分は感覚が鈍いことがあるため、痛みを感じにくいことがあります。優しい力で行いましょう。
- 皮膚の状態を確認する:床ずれ(褥瘡)がある場合、刺激しすぎると悪化することがあります。
- 本人の反応を確認する:リラックスしているか、不快感がないかを常にチェックしながら進めましょう。
麻痺に対するマッサージは、血流の促進や筋肉の柔軟性維持に役立ちます。ただし、無理な力を加えず、相手の状態を見ながら丁寧に行うことが大切です。医師やリハビリ専門家と相談しながら、安全にマッサージを取り入れてみましょう。
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