高齢者の「しびれ」の原因とは?
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症などにより自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
痛みの訴えももちろんありますが、「痺れ」症状を訴える方も多くいらっしゃいます。
「痺れ」の原因とは何が考えられるのか?
年齢を重ねるにつれて、「手足がしびれる」「ピリピリした感覚がある」といった症状を訴える方が増えてきます。
この「しびれ」は、日常生活に支障をきたすだけでなく、時に重大な病気のサインである場合もあります。
今回は、高齢者によく見られる「しびれ」の原因について、わかりやすく解説します。
しびれの正体とは?
「しびれ」は、皮膚や筋肉、神経が何らかの原因で正しく機能しないことで生じる感覚異常の一つです。
ビリビリ、ジンジン、チクチクといった感覚のほか、感覚が鈍くなったり、触っても気づかないという症状も含まれます。
高齢者のしびれの主な原因
- 神経の圧迫や障害
- 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
→ 背骨の中の神経の通り道が狭くなり、足のしびれや痛みが出ます。歩行が困難になることも。
- 椎間板ヘルニア
→ 背骨のクッションが飛び出して神経を圧迫。腰から足にかけてしびれることがあります。
- 末梢神経障害
- 糖尿病性神経障害
→ 糖尿病の合併症で、末梢神経が障害されると、手足のしびれや痛みが起こります。
- ビタミンB12欠乏
→ 加齢により吸収が悪くなることで神経の機能が低下し、しびれが出ることがあります。
- 脳の異常
- 脳梗塞や脳出血の前兆として、片側の手足のしびれが出ることもあります。
急にしびれが出た場合や、ろれつが回らない・顔の片側が動かないといった症状を伴うときは、すぐに医療機関へ。
- 血行不良
- 長時間同じ姿勢をとったり、動脈硬化による血流低下で、手足が一時的にしびれることがあります。
しびれを軽視しないために
しびれは「年のせい」と片付けられがちですが、放置してはいけません。
原因によっては早期の対応で症状の進行を防げる場合もあります。
ご家族や私たちのような現場でできること
- 日常の様子をよく観察し、しびれの頻度や範囲を記録する
- 手足の冷えや色の変化など、血行のサインに注意する
- 本人が「慣れた」と言っても、違和感が続く場合は医師へ相談を促す
高齢者の「しびれ」は、さまざまな病気のサインかもしれません。
ご本人だけでなく、家族や医療、介護職の方も一緒になって、日々の変化に敏感になることが大切です。
しびれは、「体が出しているSOS」かもしれません。早めの受診と対応で、安心した日々を送る手助けをしていきましょう。
当院では無料体験施術のご予約を受け付けております。
是非一度、ご体験ください!