高齢者が体力を落としてしまうキッカケとは? 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

年齢とともに体力の衰えを感じることは自然なことですが、実は「急に体力が落ちた」と感じる高齢者も少なくありません。では、その“キッカケ”とは何なのでしょうか?

 

  1. 入院やケガによる「活動の停止」

 

風邪や骨折、入院などをきっかけに、一気に体力が落ちてしまうケースがあります。特に高齢者は、ベッド上での生活が続くと筋力の低下が早く、わずか数日でも「歩けなくなった」と感じるほどの変化が起こることも。

 

ポイント: 入院後やケガの回復期には、無理のない範囲でのリハビリや訪問鍼灸などのケアが大切です。

 

  1. 外出機会の減少

 

天気が悪かったり、交通手段がなくなったりすると、「今日はやめておこう」が続いて、気がつけば引きこもりがちに…。外出が減ると、人との会話も運動量も減り、気力や筋力の低下につながります。

 

サポート: 訪問サービスやご家族の声かけで、「外に出るきっかけ」を作ってあげることが大切です。

 

  1. 心の不調・ストレス

 

気分の落ち込みや不安、喪失体験など、心の状態が体力にも大きく影響します。ストレスが原因で食欲が落ちたり、睡眠が浅くなることで体力が奪われてしまうことも。

 

東洋医学の視点: 鍼灸は“気・血・水”のバランスを整えることで、心身の安定にも効果が期待できます。

 

  1. 栄養バランスの崩れ

 

食が細くなると、栄養が不足し、筋肉や体力を維持できなくなります。特にたんぱく質不足は要注意。歯の状態や飲み込みの不安も、食事量減少の原因になります。

 

ケアの工夫: やわらかくて栄養のある食事や、食事介助、口腔ケアの充実も大事なサポートです。

 

  1. 「もう年だから」と諦める気持ち

 

「もう無理」「歳だから仕方ない」といった言葉が増えてくると、活動意欲が低下し、体力もどんどん失われていきます。

 

関わり方の工夫: 「できることを一緒に続けていく」ことが、体力維持の鍵です。

 

 

訪問鍼灸の役割

 

訪問鍼灸は、こうした「体力低下のきっかけ」に寄り添い、体を動かしやすくするお手伝いや、気分の落ち込みを和らげるケアを行います。ご自宅で無理なく受けられることが、高齢者にとって安心感にもつながります。

 

 

 

高齢者が体力を落としてしまうきっかけは、決して特別なことではありません。だからこそ、日常のちょっとした変化を見逃さず、早めの対応が大切です。

 

ご家族や介護者、私たち専門職が一緒にサポートすることで、「いつまでも元気に過ごす毎日」を支えていきましょう。

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