食養生で心と身体を整えましょう♪ 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
日々の食事は、私たちの体をつくる大切な要素です。
東洋医学では「食べること=治療の一部」と考え、季節や体質に合わせた“食養生(しょくようじょう)”を大切にしています。
◆ 食養生とは?
東洋医学における「食養生」とは、食事を通じて健康を保ち、病気を予防する考え方です。
西洋医学が「病気を治す」ことに主眼を置くのに対し、東洋医学では「病気にならない身体をつくる」ことを大切にしています。
「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉もあるように、日々の食事が私たちの“薬”にもなるのです。
◆ 季節ごとの食養生のポイント
春(肝をいたわる季節)
春は「肝(かん)」が活発になります。肝はストレスと関係が深く、怒りっぽくなったり、イライラしやすくなることも。
→ おすすめ食材:菜の花、せり、春菊など香りのある野菜/酸味のある食材(梅干し・酢)
夏(心と汗のコントロール)
夏は「心(しん)」に負担がかかります。汗をかきやすく、熱がこもりやすい季節。
→ おすすめ食材:苦味のある野菜(ゴーヤ、ピーマン)/水分を補うスイカやキュウリ
秋(肺をうるおす季節)
乾燥が強くなる秋は「肺」をいたわる必要があります。呼吸器の不調が出やすい時期。
→ おすすめ食材:白い食材(大根、梨、白きくらげ)/うるおいを補うハチミツや豆乳
冬(腎を温める)
寒さが厳しくなる冬は「腎(じん)」を強める食事が大切です。腎はエネルギーの源。
→ おすすめ食材:黒い食材(黒豆、ひじき)/温める食材(生姜、にんにく、羊肉)
◆ 体質に合った食材選びも大切
東洋医学では、人の体質を「寒熱」「虚実」「陰陽」などで見分けます。
たとえば…
- 冷え性の方(寒):体を温める食材を
- のぼせやすい方(熱):体の熱を冷ます食材を
- 疲れやすい方(虚):気や血を補う食材を
症状や体質によって、同じ食材でも「良いか悪いか」は異なります。自分の体と向き合い、無理なく取り入れていくことが大切です。
◆ 最後に 〜まずは季節の野菜から〜
難しく考える必要はありません。
まずは**「旬のものを食べる」こと**が、東洋医学的な食養生の第一歩です。
今の自分の体調に耳を傾けながら、心と体を整える食事を心がけていきましょう。
皆さまの健康が、食から支えられますように。