難病の方へのメンタルケアについて 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。

袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症などにより自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

パーキンソン病などの難病をお持ちのご利用者様も多くいらっしゃり、少しでも私達のマッサージや鍼灸でお力になれればと思っております。

難病と向き合う日々は、身体だけでなく「心」にも大きな負担がかかります。

診断されたときのショック、病状の進行への不安、社会とのつながりの希薄さ──。

どれも想像を超えるストレスを生む要因です。

 

難病患者さんの抱える心の課題とは?

 

難病の方が抱えやすい精神的な悩みには、以下のようなものがあります。

  • 将来に対する不安や恐怖
  • 社会的孤立感、孤独
  • 自分の価値や役割を見失う感覚
  • 家族や周囲への負担感、罪悪感
  • 抑うつや不眠、意欲低下

 

こうした心理的ストレスは、病状の悪化や治療意欲の低下につながることもあります。

 

メンタルケアの具体的なアプローチ

 

難病の方の心に寄り添うには、専門的な支援と日常的なケアの両方が必要です。

 

  1. 傾聴の姿勢

 

「話を聞いてくれる人がいる」ことは、それだけで大きな安心になります。

言葉にならない思いも、静かに寄り添うことで和らぎます。

 

  1. 小さな成功体験の積み重ね

 

「今日は座って食事ができた」「昨日より話す元気があった」など、日常の中でできたことに目を向け、自己肯定感を高める支援が大切です。

 

  1. 体のケアと心のケアの両立

 

鍼灸やマッサージなどで身体の緊張を和らげることで、心も穏やかになります。

リラックス状態では、自然と前向きな気持ちになりやすいものです。

 

  1. 家族や支援者へのサポート

 

患者さん自身だけでなく、ご家族や介護者もまた心理的ストレスを抱えています。

支える側のケアも、患者さんの安定につながる重要なポイントです。

 

  1. 専門職との連携

 

必要に応じて、精神科医・心理士・ソーシャルワーカーなど専門職と連携し、多方面からの支援を検討しましょう。

 

心が安らぐ時間を届けたい

 

「体が思うように動かなくても、心は穏やかでいたい」

その想いに応えるのが、私たちケアの役割だと考えています。

 

訪問鍼灸マッサージでも、単に体をほぐすだけでなく、安心できる空間を提供することを大切にしています。

難病とともに生きる方が、自分らしく、少しでも前向きな気持ちで過ごせるような関わりを、これからも続けていきます。

Follow me!