誤嚥性肺炎にならないように  袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象にリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

基礎疾患をお持ちの方がほとんどで、そのなかで一つ注意しなければいけないのが「誤嚥性肺炎」です。

高齢者や嚥下機能が低下している方にとって、誤嚥性肺炎は命に関わる深刻な病気です。

しかし、日々の生活習慣やちょっとした工夫で、リスクを大きく下げることができます。今回は、誤嚥性肺炎の原因や予防法について、わかりやすくご紹介します。

 

誤嚥性肺炎とは?

 

本来、食べ物や唾液は食道を通って胃へと送られますが、嚥下機能(飲み込む力)が低下すると、これらが誤って気道(肺)に入ってしまうことがあります。この状態を「誤嚥」といい、その結果起こる肺の炎症が「誤嚥性肺炎」です。

 

主な原因

  • 加齢による嚥下機能の低下
  • 脳卒中やパーキンソン病などの疾患
  • 歯や口腔内の衛生不良
  • 食事中の姿勢不良
  • 夜間の唾液の誤嚥(就寝中)

 

誤嚥性肺炎の予防法

 

  1. 口腔ケアをしっかりと

 

口の中の細菌が肺に入り込むことがあるため、歯磨きやうがいを毎食後に行うことが大切です。入れ歯の清掃も忘れずに。

 

  1. 食事中は正しい姿勢で

 

食べるときは背筋を伸ばし、椅子に座って軽く前かがみになる姿勢が理想的です。

 

  1. ゆっくりよく噛んで食べる

 

一口を小さくし、しっかり噛んでから飲み込むことで、誤嚥のリスクを減らせます。

 

  1. とろみのある食品を活用

 

嚥下が困難な方には、とろみ剤を使って飲み物や食事にとろみをつけると飲み込みやすくなります。

 

  1. 嚥下体操を習慣に

 

食前に行うと効果的な体操があります。たとえば、首や口を動かす簡単なストレッチや発声練習(「パ・タ・カ・ラ」など)。

 

  1. 定期的な嚥下評価を受ける

 

心配がある場合は、医師や言語聴覚士(ST)に相談し、嚥下機能のチェックを受けましょう。

 

 

誤嚥性肺炎は、予防がとても重要です。毎日の食事や生活の中で、ちょっとした意識とケアを続けることで、大きなリスクを避けることができます。ご本人はもちろん、介護をされているご家族やスタッフの方も、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。

 

 

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