認知症の方との接し方:優しさと理解を大切に 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージ、鍼灸施術を行なっています。
ご利用者様は比較的ご高齢の方が多く、なかには寝たきりや認知症を患っておられるかたもいらっしゃいます。
認知症の方と接する際には、相手の気持ちを尊重し、安心感を持ってもらうことが大切です。
今日は認知症の方と関わる際の基本的なポイントや心がけるべきことについて紹介します。
- ゆっくり・はっきり・簡単に話す
認知症の方は、情報を処理するのに時間がかかることがあります。
◎ 話し方のポイント
- できるだけ 簡単な言葉 を使う
- ゆっくりとした口調 で話す
- 大きな声ではなく、はっきりと発音 する
- 1つのことを伝えたら、返答を待つ
「○○してください」ではなく、「○○しましょうか?」と優しく問いかけると、相手が安心しやすくなります。
- 否定せず、共感する
認知症の方が間違ったことを言ったり、昔の出来事を今のことのように話したりすることがあります。
◎ こんな対応が効果的!
❌「そんなこと言ってないよ!」 → 否定しない
⭕「そうだったのですね」「そう思ったのですね」 → 共感する
間違いを指摘するのではなく、気持ちに寄り添うことで、穏やかな関係を築けます。
- 表情や身振りを大切にする
言葉だけでなく、表情やジェスチャー も伝える手段になります。
◎ コミュニケーションのコツ
- 優しい笑顔 で接する
- 目線を合わせ、安心感を与える
- 身振り手振りを使いながら話す
表情や態度が穏やかだと、相手も安心しやすくなります。
- 一緒にできることを探す
認知症の方でも、できることはたくさんあります。無理に手助けをするのではなく、「できること」を大切に しましょう。
◎ こんな場面で工夫できる!
- 食事の配膳を手伝ってもらう
- 洗濯物を一緒にたたむ
- 昔好きだった歌を一緒に歌う
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、相手の自己肯定感を保つことができます。
- 落ち着ける環境を整える
認知症の方は、環境の変化に戸惑いやすいです。安心して過ごせるような工夫をしましょう。
◎ 安心できる環境づくり
- 物の 配置をなるべく変えない
- 明るく、静かな環境 を作る
- 時計やカレンダーを見やすい場所に置く
慣れ親しんだ環境があると、不安や混乱を減らすことができます。
- 感情が高ぶったときは、焦らず対応する
認知症の方は、感情が不安定になることがあります。興奮してしまったときは、無理に落ち着かせようとせず、冷静に対応することが大切 です。
◎ 落ち着かせるポイント
- 刺激を減らし、静かな場所へ移動する
- 相手の気持ちを否定しない
- 「大丈夫ですよ」と優しく声をかける
強く否定すると、さらに混乱することがあります。まずは安心できる環境を作りましょう。
まとめ
認知症の方と接する際は、
✅ ゆっくり・はっきり・簡単に話す
✅ 否定せず、共感する
✅ 表情や身振りを活用する
✅ できることを一緒に楽しむ
✅ 安心できる環境を整える
✅ 感情が高ぶったときは焦らず対応する
こうした心がけが、認知症の方とのより良い関係につながります。
「その人らしさ」を尊重し、温かい気持ちで接することが大切です。
当院では心ある温かい施術ができるよう、心のケアにも重点を置いています。
無料体験施術の予約を受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。