腰を痛めない介助方法について 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
昨日に続いて、本日も介護をされているご家族へ向けての内容になります。
よくご利用者様のご家族より「腰を痛めちゃった…」などの相談を受けます。
介護の現場では、介助する方の腰への負担が大きな問題になることがあります。ご利用者様の安全を守ると同時に、介護する方自身の身体も大切にしなければなりません。
今回は「腰を痛めない介助方法」についてご紹介します。
■ なぜ腰を痛めやすいのか?
介助動作は、前かがみになったり、中腰で力を入れたりと、不自然な姿勢をとることが多くなります。そのため、腰椎や背筋に過度な負担がかかり、腰痛の原因になるのです。
■ 腰を守る介助のポイント
- 姿勢を正しく保つ
- なるべく背筋を伸ばし、猫背にならないように意識しましょう。
- 腰だけでなく、膝と股関節を使って動くのがポイントです。
- 利用者さんにできることはお願いする
- 可能な範囲で「手すりにつかまってもらう」「立ち上がりの動作を自分でしてもらう」など、ご本人の力を借りましょう。
- 重心を低く、体を近づける
- 介助する人とされる人の距離が遠いと、腰に余計な力が入ります。
- なるべく体を近づけ、膝を曲げて重心を下げることで安定します。
- 福祉用具を積極的に活用する
- スライディングボードやリフト、立ち上がり補助具など、体の負担を軽減する道具は多数あります。
- 職場や家庭で使える用具を検討してみましょう。
■ よくある介助動作の工夫例
- ベッドから車いすへの移乗
- 車いすをベッドの横にできるだけ近づけておく。
- ご本人の足が床につく高さにベッドを調整。
- 介助者は前にかがまず、体の横を使って回転するように移乗させます。
- 起き上がりの介助
- 手すりやベッド柵を使ってもらい、ご本人の筋力を活かす。
- 介助者は背中を丸めず、腰を落として膝を使うことが大切です。
■ 最後に
腰痛は、長く介護を続けるうえで避けて通れないリスクですが、正しい方法を知ることで予防が可能です。
「無理をしない」「道具に頼る」「姿勢を意識する」
この3つを心がけて、介護する人もされる人も、どちらも笑顔で過ごせるようにしましょう。
当院ではご利用者様のご家族への訪問施術(自費)も行なっています。なかなか治療院へ通う時間がない・・・
という方はお気軽にご相談ください!!