腎臓をいたわる食生活について 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
私たちの体の中で、腎臓は老廃物を体外に出し、体内の水分や塩分のバランスを整える大切な臓器です。
しかし、食生活の乱れや生活習慣の影響で腎臓に負担がかかると、むくみや高血圧、疲労感などの不調が現れることがあります。
今回は、日常の中でできる「腎臓をいたわる食生活」についてご紹介します。
🔹 1. 塩分を控えめにする
腎臓にとって一番の負担になるのが塩分の摂りすぎです。
塩分を多く摂ると、体が水分をため込み、血圧が上がりやすくなります。
目安は1日6g未満(おおよそ小さじ1杯)。
外食や加工食品には多くの塩分が含まれているため、
・調味料は「かける」より「つける」
・出汁やスパイスで味を引き立てる
・減塩しょうゆや味噌を使う
などの工夫をしましょう。
🔹 2. たんぱく質を摂りすぎない
たんぱく質は体に必要な栄養ですが、摂りすぎると腎臓の負担になります。
腎臓は、たんぱく質の代謝で出る老廃物を処理するため、量が多いとフル稼働してしまうのです。
肉や魚の量を少し控えめにして、
豆腐・卵・魚など消化の良いたんぱく質をバランスよく摂るようにしましょう。
🔹 3. カリウム・リンの摂りすぎに注意
腎臓の働きが弱ってくると、カリウムやリンの排出がうまくいかなくなることがあります。
これらが体に溜まると、心臓や血管に悪影響を及ぼす場合も。
野菜や果物、乳製品にはカリウムやリンが多く含まれているため、
医師から制限を受けている方は摂取量に注意が必要です。
ただし、健康な方は野菜や果物をしっかり摂ることが腎臓の保護にもつながります。
🔹 4. 水分を適度に摂る
腎臓の働きを助けるには、適度な水分補給が欠かせません。
水分が不足すると、血液が濃くなり腎臓への負担が増えます。
目安は1日1.5リットル前後。
ただし、むくみが強い方や心臓・腎臓に病気のある方は、医師の指示に従ってください。
冷たい水よりも、常温の水や白湯がおすすめです。
🔹 5. アルコールや加工食品を控える
アルコールやインスタント食品、スナック菓子などには、塩分・添加物が多く含まれています。
これらは腎臓だけでなく肝臓にも負担をかけるため、ほどほどに楽しむ程度にしましょう。
お酒を飲む際は、**水を一緒に飲む「チェイサー」**を忘れずに。
🔹 6. 鍼灸でサポートもおすすめ
腎臓の働きを高めるには、体の冷えを防ぎ、血流を良くすることも大切です。
鍼灸では「腎兪(じんゆ)」「太渓(たいけい)」「関元(かんげん)」などを刺激し、
腎の機能を高め、代謝や水分バランスを整える効果が期待できます。
日々の食生活と合わせて、鍼灸やマッサージで体を整えていくことが理想的です。
🔹 まとめ
腎臓をいたわる食生活の基本は、
塩分控えめ・バランスの取れた食事・適度な水分です。
日々の小さな積み重ねが、腎臓の健康を守る第一歩。
体のむくみや疲れを感じた時は、食生活を見直してみましょう。

