脳梗塞の兆候を見逃さないために  袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージ、鍼灸を行なっています。

そのなかでも、脳梗塞や脳出血の後遺症をお持ちの方が非常に多いです。

そこで今日は、脳梗塞の兆候について書かせて頂きます。

脳梗塞は、脳の血管が詰まることで血流が途絶え、脳の細胞がダメージを受ける病気です。発症すると時間との勝負になるため、早期発見が非常に重要です。

 

 

  1. 脳梗塞の主な兆候

 

脳梗塞の初期症状は突然現れることが多く、次のような兆候に注意が必要です。

 

① 顔のゆがみ(顔面麻痺)

 

・鏡を見たときに口角が片方だけ下がっている

・笑おうとしても片側の口角が動かない

・飲み物を口に含むとこぼれてしまう

 

② 手足のしびれや脱力

 

・片方の腕や脚に力が入らない

・突然、手足がしびれて動かしづらくなる

・歩こうとするとふらつく

 

③ 言葉のもつれ・会話の異常

 

・話そうとしても言葉がうまく出てこない

・ろれつが回らず、言葉が聞き取りにくくなる

・人の言葉が理解しづらくなる

 

④ 視力障害

 

・片目だけ視界がぼやける、または見えなくなる

・視界の一部が欠ける(半分見えないなど)

・物が二重に見える

 

⑤ 激しいめまいやふらつき

 

・急にめまいがして立っていられなくなる

・真っ直ぐ歩けず、フラフラする

 

 

  1. 一過性脳虚血発作(TIA)とは?

 

脳梗塞の前触れとして、「一過性脳虚血発作(TIA)」が起こることがあります。これは、脳の血流が一時的に低下することで、脳梗塞と似た症状が数分から数時間続いた後、自然に回復する状態です。

 

しかし、TIAは脳梗塞の警告サインです!

TIAを経験した人のうち、約30%がその後3か月以内に本格的な脳梗塞を発症するといわれています。

 

 

  1. 脳梗塞を疑ったらすぐに行動!

 

脳梗塞の兆候が現れた場合、「FAST」の法則を思い出してください。

  • F(Face: 顔) → 片側の顔が歪んでいないか?
  • A(Arm: 腕) → 両腕を上げたときに片方が下がらないか?
  • S(Speech: 言葉) → 話し方がおかしくなっていないか?
  • T(Time: 時間) → 少しでも異変を感じたら、すぐに救急車(119番)を呼ぶ

 

脳梗塞の治療は「時間との戦い」です。発症から4.5時間以内であれば、血栓を溶かすt-PA(血栓溶解療法)が有効な場合があります。ためらわずに救急車を呼びましょう。

 

 

  1. 脳梗塞を予防するために

 

脳梗塞のリスクを下げるためには、日常生活での予防が大切です。

 

✅ 高血圧・糖尿病・脂質異常症の管理

 

→ 定期的に健康診断を受け、血圧や血糖値、コレステロール値をチェックしましょう。

 

✅ 禁煙・節酒

 

→ 喫煙は血管を傷つけ、脳梗塞のリスクを大幅に上げます。飲酒も適量を心がけましょう。

 

✅ 適度な運動

 

→ 1日30分のウォーキングや軽い運動を習慣にしましょう。

 

✅ バランスの良い食事

 

→ 塩分・脂肪の摂りすぎを避け、野菜や魚を中心とした食事を心がけましょう。

 

✅ ストレス管理と十分な睡眠

 

→ 過度なストレスや睡眠不足は血圧を上げ、脳梗塞のリスクを高めます。

 

 

 

脳梗塞は突然発症しますが、その前兆を知っておくことで早期に対処できる可能性があります。「おかしいな」と感じたら、迷わず救急車を呼ぶことが重要です。

 

日頃から健康管理に気をつけ、脳梗塞のリスクを減らしましょう!

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