握力を測る理由、知っていますか? 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

ご利用者様の多くはデイサービスなどにも通われており、体重や筋力測定なども定期的に行っています。

よく「握力が強くなっていた」などのご報告をご利用者さまから受けることがありますが、「握力」ってなんのために測るのでしょうか?

 

■握力=全身の筋力の指標

 

握力は手の力を測るものですが、実は全身の筋力と密接に関係しています。

特に高齢者においては、握力が落ちていると全身の筋力や体力も低下していることが多く、**サルコペニア(筋肉減少症)**の早期発見にもつながります。

 

 

■寿命との関係も?

 

近年の研究では、握力が強い人ほど健康寿命が長い傾向にあることがわかっているようです?

つまり、握力の低下は単なる「手の力が弱くなった」ではなく、将来的な生活機能の低下や病気のリスクを示すサインとも言えるのです。

 

 

■リハビリや介護の現場でも重視

 

リハビリでは、回復の度合いや筋力維持の確認として握力を定期的に測定します。

また介護の現場でも、「コップを持てるか」「歩行器を握れるか」など、日常生活動作(ADL)に直結するため重要なチェックポイントになります。

 

 

■握力を保つためにできること

 

簡単なハンドグリップの運動や、日常の中で意識して手を使う習慣を取り入れることで、握力は維持・向上が可能です。

とくに高齢者にとっては、「手を使うこと」自体が脳への刺激にもつながります。

 

握力は、ただの筋力測定ではなく、「健康を見える化」するための大切な指標です。

自分の身体の今を知る手がかりとして、ぜひ握力測定を活用してみてください。

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