心に寄り添うコミュニケーションのコツ 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

高齢化が進む現代、認知症の方と接する機会が増えてきました。

ご家族や介護者の方は、接し方に悩んだり、ついイライラしてしまったりすることもあるかもしれません。

でも、ちょっとしたコツを知っておくだけで、お互いにとって心地よい時間を過ごすことができます。

 

  1. 否定しない・訂正しすぎない

 

認知症の方は、記憶の混乱や現実との区別が難しくなることがあります。

たとえば「昔のお母さんが迎えに来る」と言ったとき、「もう亡くなってるでしょ」と否定するのではなく、「お母さんが迎えに来るんだね」と気持ちに寄り添って返すのが大切です。

 

  1. ゆっくり、やさしい言葉で話す

 

早口や難しい言葉は混乱を招きやすくなります。

短く、わかりやすい言葉で、目を見てゆっくり話しましょう。

不安そうな表情が見えたら、手を添えるなどのスキンシップも効果的です。

 

  1. 無理に思い出させようとしない

 

「この人、誰かわかる?」と無理に思い出させるのはプレッシャーになります。

それよりも、「〇〇さんだよ、一緒にお花見に行ったね」と優しく伝え、安心してもらうことが大切です。

 

  1. 感情に寄り添う

 

認知症の方は「事実」よりも「感情」が残りやすいと言われています。

たとえ話の内容が間違っていても、悲しそうなときには「つらかったね」、うれしそうなときには「それはよかったね」と共感を返してあげましょう。

 

  1. 環境を整える

 

生活リズムやお部屋の環境も大切です。

時計やカレンダー、写真などを使って「今どこにいるのか」「今日は何日か」がわかるように工夫するだけでも、安心感につながります。

 

 

最後に

 

認知症の方と接するには、根気や柔らかい心が必要です。

完璧を目指す必要はありません。

大切なのは「安心できる存在」でいること。

今日も少しだけ、やさしい気持ちで向き合ってみましょう。

 

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