家で出来る!介護を受けている方の床ずれ予防マッサージ 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

なかには寝たきり生活を送っているご利用者様もおり、私たちのサービスがご家族の介護負担を減らす役割も担っています。

介護をしていると、心配になるのが「床ずれ(褥瘡)」です。寝たきりの状態が続くと、同じ場所に圧がかかり続けて血流が悪くなり、皮膚や筋肉が壊死してしまうことがあります。

今回は、ご家庭でもできる「床ずれ予防マッサージ」について、解説します。

 

 

◆ 床ずれができやすい場所とは?

 

床ずれは、以下のような骨が出っ張っている部分にできやすいです。

  • 仙骨(おしりの少し上)
  • 踵(かかと)
  • 肘、肩甲骨、耳の裏など

 

特に寝返りが少ない方は、同じ箇所に圧がかかり続けるので要注意です。

 

 

◆ 床ずれ予防の基本は「血流促進」

 

マッサージの目的は「血流をよくすること」。血液の流れがよくなれば、皮膚や筋肉に栄養と酸素が届きやすくなり、壊死を防げます。

 

 

◆ 家でできる!やさしいマッサージの手順

 

① マッサージ前の準備

  • 手を清潔にして温めておく
  • 摩擦を避けるため、保湿クリームやベビーオイルを使うと◎
  • 本人の体調を確認して、無理をさせないこと

 

② やさしくなでる(軽擦法)

  • 手のひら全体で、皮膚の上をやさしくなでます
  • 腰、お尻、太もも、ふくらはぎなどを、心臓に向かってなで上げます
  • 片側5~10分を目安に

 

③ 軽くさする・揉む(軽揉法)

  • 指の腹で円を描くように、やさしく筋肉をほぐします
  • 痛みや不快感がないよう注意しましょう

 

④ 足先のマッサージも忘れずに

  • 足首からつま先に向かって軽くなでることで、末端の血流を促進できます

 

 

◆ マッサージ以外の床ずれ予防ポイント

  • 2~3時間ごとに体位交換

寝たきりの方には、左右交互に寝返りをさせてあげることが大切です。

  • 清潔と乾燥を保つ

尿や汗で肌が湿った状態が続くと、床ずれの原因になります。

  • 栄養管理も忘れずに

タンパク質やビタミンが不足すると、皮膚がもろくなり床ずれしやすくなります。

 

 

◆ プロに頼るのも選択肢

 

「自分だけでケアするのが不安」「マッサージに自信がない」

そんなときは、訪問マッサージや訪問鍼灸の活用もおすすめです。国家資格を持った施術者が、身体の状態に合わせてケアをしてくれます。

 

 

 

床ずれは、日々のちょっとしたケアで予防できるものです。マッサージは、血流を良くするだけでなく、ふれあいによる安心感も与えてくれます。ご本人に「気持ちいい」と感じてもらえるよう、やさしく丁寧なケアを心がけましょう。

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