外出が減った高齢者への声かけのポイント 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
外出が減った高齢者への声かけのポイント
〜「行きなさい」より「どう思う?」〜
「最近、あまり外に出なくなったな…」
高齢の家族や利用者さんに対して、こんな変化を感じることはありませんか?
外出の減少は、**筋力低下・認知機能低下・気分の落ち込み(うつ)**につながることがあり、早めの関わりがとても大切です。
しかし、声のかけ方を間違えると、逆に外出への意欲を下げてしまうこともあります。
今回は、**外出が減った高齢者への「伝わりやすい声かけ」**についてお伝えします。
なぜ外出しなくなるのか?
まず大切なのは、「本人なりの理由がある」と理解することです。
よくある理由としては
- 転ぶのが怖い
- 歩くと疲れる・痛い
- 人に会うのがおっくう
- 外出の目的がない
- 体力が落ちたことを自覚している
などがあります。
「面倒くさい」の裏には、不安や自信の低下が隠れていることが少なくありません。
NGな声かけ
ついやってしまいがちですが、次のような言い方は注意が必要です。
- 「外に出ないとダメでしょ」
- 「家にばかりいたら弱っちゃうよ」
- 「前は普通に行けてたじゃない」
これらは正論ですが、
👉 責められている・できなくなった自分を突きつけられる
と感じやすく、気持ちを閉ざしてしまう原因になります。
効果的な声かけのポイント
① 共感から入る
まずは気持ちを受け止めます。
「寒いと外に出るの億劫になるよね」
「歩くの大変になってきたよね」
“分かってもらえた”と感じることが、次の一歩につながります。
② 選択肢を提示する
命令ではなく、選んでもらう形にします。
「今日は5分だけ外の空気吸いに行くのと、家の中を少し歩くの、どっちがいい?」
自分で選ぶことで、主体性と安心感が生まれます。
③ 目的を「小さく」する
外出=遠出や買い物である必要はありません。
- ゴミ出し
- ポストまで行く
- 近所を一周する
- ベンチまで行って戻る
「散歩」よりも「用事」や「ついで」の方がハードルは下がります。
④ 結果より過程を褒める
距離や時間よりも「行動したこと」を評価します。
「少しでも外に出られたのはすごいね」
「昨日より足が出てたよ」
成功体験の積み重ねが、次の外出につながります。
専門職の関わりも有効です
外出が減る背景には、
- 筋力低下
- バランス能力の低下
- 痛みやしびれ
など、身体的な問題が隠れていることもあります。
訪問リハビリや訪問マッサージなど、
「家にいながら体を整える関わり」を取り入れることで、
- 歩く自信がつく
- 転倒不安が減る
- 外に出てみようという気持ちが生まれる
といった良い循環が生まれやすくなります。
まとめ
外出を促すときに大切なのは、
無理に動かすことではなく、気持ちに寄り添うことです。
- 否定しない
- 小さな一歩を大切にする
- 「できた」を一緒に喜ぶ
この積み重ねが、生活の広がりにつながっていきます。

