夏バテを防ぐ!”心”を整える東洋医学の知恵 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
蒸し暑い夏。食欲がなくなったり、やる気が出なかったり、イライラしたり――そんな夏特有の不調は「夏バテ」と呼ばれます。
東洋医学では、この夏バテを「五臓」のうちの一つ、“心(しん)”の乱れと関係づけて考えます。今回は、“心”を整えて夏バテを防ぐ東洋医学の知恵をご紹介します。
「心」は身体と精神のバランサー
東洋医学における「心」は、単なる心臓の働きだけでなく、感情や意識、睡眠のリズムにも深く関わると考えられています。
特に夏は五行でいうと「火」に属し、対応する臓器が「心」です。つまり、夏は“心”が負担を受けやすい季節。
- 不安になりやすい
- 寝つきが悪い
- 動悸や息切れがする
- 集中力が落ちる
こういった症状が出たら、“心”が弱っているサインかもしれません。
夏バテと「心」の関係
夏は汗をかきすぎて体の「気(エネルギー)」や「津液(水分)」が不足しやすくなります。これにより“心”を潤すエネルギーが不足し、自律神経の乱れや不眠、疲労感が出やすくなるのです。
“心”を整える東洋医学のセルフケア
① 赤い食材で“心”を養う
「心」に対応する色は“赤”。トマト、スイカ、赤パプリカ、なつめなどがおすすめ。
スイカには体の熱を冷まし、潤いを補う働きがあります。
② ツボ押しでリラックス
神門(しんもん):手首の小指側、横ジワの端にあるツボ。
→ 心を落ち着け、不眠やイライラの緩和に効果的。
労宮(ろうきゅう):手のひらの中央、人差し指と中指の間で拳を握ったときにあたる部分。
→ 気持ちを整える“心”のツボとして知られています。
③ 昼寝をしすぎない
「心」は睡眠と深く関わっています。夏は暑さで夜の睡眠が浅くなりがちですが、長すぎる昼寝は“心”をかえって疲れさせます。
昼寝は15~20分を目安にしましょう。
東洋医学では、季節ごとの“体と心の調和”が健康のカギとされています。
夏こそ“心”をいたわることで、暑さに負けない体を作ることができます。
ぜひ、赤い食材、ツボ押し、生活習慣の見直しなど、無理なく取り入れられるセルフケアで、“心”を整え、元気に夏を乗り越えましょう!