声を出す事は元気を保つ第一歩! 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

その他、ストレッチや抵抗運動なども施術には組み込まれており、ご利用者様に合わせて施術メニューを組んでおります。

運動する際はご利用者様と一緒に「いちっ!にっ!・・・」と声を出しながら行っていますが、これにも大事な意味があります。

声を出す事は非常に大切なのです。

 

皆さんは、最近ご家族や身近な高齢者の「声」を意識したことはありますか?

 

「昔より声が小さくなったな」

「話す回数が減った気がする」

そんな変化を感じることはありませんか?

 

実は、高齢者にとって「声を出すこと」は、健康を保つうえで非常に重要な役割を果たしています。今日は、高齢者の発声練習の大切さについてお話ししたいと思います。

 

 

なぜ発声練習が必要なの?

 

加齢とともに、喉や声帯、呼吸を支える筋肉が衰え、声がかすれたり、小さくなったりしがちです。これは自然な変化ですが、放っておくと以下のような問題を引き起こす可能性があります。

  • 誤嚥(ごえん)性肺炎のリスク増加

→ のどの筋力が低下し、飲食物が気管に入りやすくなります。

  • 会話が減ることによる認知機能の低下

→ 声を出さない日が続くと、脳への刺激が減ります。

  • 社会的な孤立感の増加

→ 話すことに自信がなくなり、人との交流を避けがちに。

 

つまり、「声を出すこと」は、単なる会話だけでなく、食べる・飲む・呼吸する・考えるといった日常の基本機能とも深く関わっているのです。

 

 

 

発声練習がもたらす効果

 

発声練習は、専門的な機器や難しい技術がなくても、自宅で気軽に取り組めます。そして、以下のような多くのメリットがあります。

  • 喉の筋肉を鍛えて誤嚥を予防
  • 呼吸を整え、肺活量や体力の維持につながる
  • 声を出すことで、**心の健康(ストレス軽減)**にも効果的
  • 会話のきっかけが増え、人とのつながりが強くなる

 

 

簡単にできる発声練習の方法

 

以下のような方法を、毎日5分程度でも続けることが大切です。

  1. 深呼吸をしてから「あー」と声を出す(できるだけ長く)
  2. 「パ・タ・カ・ラ」とゆっくり発音(口の動きを意識)
  3. 好きな歌を口ずさむ(童謡などがおすすめ)
  4. 鏡を見ながら、表情と発音をチェック

 

 

最後に:声を出すことは「生きる力」

 

声を出すことは、「自分らしく生きる力」に直結します。発声練習は、身体機能を守るだけでなく、その人らしい生活を支える土台になります。

 

ご家族や介護に関わる皆さんも、一緒に声を出して、笑って、会話を楽しんでください。それが何よりの「予防」と「元気の源」になるはずです。

 

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