プラセボ効果ってなに? 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症などにより自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

先日お伺いしたご利用者様のご家族より

「先生の顔を見るだけで身体が軽くなるみたいよ!」

なんておっしゃって頂きました。

一種の「プラセボ効果」のようなものでしょうか?

そこで今日はプラセボ効果について書かせて頂きます。

 

プラセボ効果とは?

 

プラセボ効果(Placebo Effect)とは、「偽の薬(プラセボ)」を使ったときでも、患者が「本物の薬だ」と思い込むことで、実際に症状が改善する現象のことです。つまり、「この薬を飲めば良くなる」と信じることで、体が実際に反応し、症状が和らぐのです。

 

なぜプラセボ効果が起こるのか?

 

プラセボ効果が起こる理由には、次のような要因が関係しています。

  1. 脳の働き

私たちの脳は、期待や信念によって神経伝達物質を分泌します。例えば、痛みを抑える脳内物質(エンドルフィン)が増えたり、ストレスホルモンが減ったりすることで、実際に症状が改善されることがあります。

  1. 条件反射

以前に薬を飲んで良くなった経験があると、「薬=回復」という条件反射が働きます。たとえ偽の薬であっても、脳が「治るはず」と認識し、実際に体が反応するのです。

  1. 医師や環境の影響

医師が自信を持って「この薬は効果がありますよ」と言うと、患者もそれを信じやすくなります。また、病院の雰囲気や白衣を着た医師の存在も、心理的な影響を与える要因になります。

 

プラセボ効果の実例

  • 医療の現場での利用

例えば、鎮痛剤の臨床試験では、偽の薬を飲んだグループの約30~50%の人が「痛みが軽くなった」と感じることがあると言われています。

  • スポーツやダイエットにも影響?

「このトレーニングをすれば筋力が上がる!」と信じていると、実際にパフォーマンスが向上することがあります。同様に、「このサプリで痩せる」と思い込むことで、ダイエット効果が高まる場合もあります。

 

プラセボ効果の活用法

 

プラセボ効果は、薬だけでなく、日常生活のさまざまな場面で活かすことができます。

  • ポジティブな自己暗示をかける

「私は健康だ」「この方法は効果がある」と思い込むことで、実際に良い影響が現れることがあります。

  • リラックスできる環境を整える

心が落ち着く音楽を聞いたり、好きな香りを楽しんだりすることで、ストレスが軽減し、健康に良い影響を与えることがあります。

 

プラセボ効果は、私たちの「信じる力」が体に影響を与える不思議な現象です。医療の分野だけでなく、日常生活でもこの効果を活かせば、より健康的で前向きな生活を送ることができるかもしれません。自分の思考や信念が、体にどんな影響を与えているのか、ぜひ意識してみてください!

 

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