ヒートショックに注意!! 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
寒くなる季節になると注意したいのが「ヒートショック」。
ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす現象です。特に入浴時に多く発生し、毎年多くの高齢者が命を落としています。
では、どのような人がヒートショックになりやすいのでしょうか?
■ ヒートショックになりやすい人の特徴
① 高齢者
年齢を重ねると血圧調整機能や体温調節機能が低下します。
そのため、急な温度変化に身体が対応しづらく、血圧が急上昇・急降下しやすくなります。特に75歳以上の方ではリスクが高まります。
② 高血圧・糖尿病・動脈硬化などの持病がある方
血管や心臓に負担がかかりやすいため、温度変化による血圧の乱れが大きく、ヒートショックを起こしやすくなります。
③ 飲酒後に入浴する人
お酒を飲むと血圧が下がり、体温調節も鈍くなります。その状態で熱いお風呂に入ると、血圧が急変し失神や心停止の危険が高まります。
④ 脱衣所やトイレが寒い家に住んでいる人
住宅内の温度差が大きいと、移動するだけで血圧が急変します。特に冬場は、暖房のない脱衣所やトイレがヒートショックの危険スポットです。
⑤ 長湯・熱いお湯が好きな人
42℃以上の熱いお湯に長時間つかると、血圧が急上昇しやすくなります。長湯も体に大きな負担をかけるため注意が必要です。
■ ヒートショックを防ぐためのポイント
- 脱衣所や浴室を暖めてから入る
- お湯の温度は41℃以下、入浴時間は10分以内を目安に
- 入浴前後に水分をしっかり摂る
- 家族と同居している場合は「入浴中」であることを伝えておく
- 特に夜遅い時間や飲酒後の入浴は避ける
■ まとめ
ヒートショックは、ちょっとした工夫で予防できる命に関わる事故です。
高齢者や持病をお持ちの方ほどリスクが高いため、「脱衣所を温める」「熱いお湯を避ける」など、日常の中で意識して対策を取りましょう。
寒い季節も安全に、安心して入浴できる環境を整えることが大切です。


