ノセボ効果ってなに?  袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

昨日のブログにて「プラセボ効果」について解説をさせて頂きました。

たとえ偽の薬であっても「この薬を飲めば良くなる」と信じる事で、身体が実際に反応し、症状が和らぐような…

何となく良い効果という印象を受けます。

私達のご利用者様は、難病や病気の後遺症をお持ちの方がほとんどで何かしらのお薬を服用されています。

時折、飲んでいた薬が変更される場合もありますが、「副作用」を気にされる方がとても多いです。

信じるのではなく、疑う…

そこで今日はプラセボ効果の逆、ノセボ効果について書かせて頂きます。

ノセボ効果(Nocebo Effect)とは、薬や治療に対して「悪い影響があるかもしれない」と思い込むことで、実際に体に悪影響が現れる現象のことです。これはプラセボ効果(偽薬でも「効く」と信じることで症状が改善する現象)の反対の作用です。

 

例えば、「この薬には副作用がある」と聞いた人が、実際にはその副作用が出やすくなることがあります。たとえ薬に本来そのような影響がなくても、「副作用があるはず」と思い込むことで、頭痛や吐き気、めまいなどが起こることがあるのです。

 

なぜノセボ効果が起こるのか?

 

ノセボ効果が起こる理由には、以下のような心理的・生理的な要因が関係しています。

  1. 期待と思い込み

人間の脳は、強く信じたことを現実として受け入れやすい性質を持っています。「この薬は自分にとって危険だ」と思うと、体がそれに反応して実際に不調を引き起こすことがあります。

  1. 不安や恐怖

「副作用が出るかもしれない」と不安を感じると、ストレスホルモン(コルチゾールなど)が分泌され、体が緊張状態になります。その結果、血圧の変動や胃腸の不調、頭痛などが起こることがあります。

  1. 社会的影響

他の人が「この薬を飲んだら気分が悪くなった」と言っているのを聞くと、自分も同じ症状を感じやすくなることがあります。これは「心理的暗示」の一種です。

 

ノセボ効果の具体例

  • 薬の副作用

臨床試験では、偽薬(本物の薬ではない)が投与された人の中にも、副作用を訴える人が一定数いることが知られています。これはノセボ効果によるものと考えられます。

  • 電磁波過敏症

携帯電話やWi-Fiの電磁波が「体に悪い」と思い込むことで、頭痛やめまいを感じるケースがあります。しかし、実際に電磁波が発生していなくても、同じ症状を訴えることがあります。

  • 食品アレルギーの誤認

「この食品は自分に合わない」と強く信じることで、実際にはアレルギーがないのに、食べた途端に吐き気やかゆみを感じることがあります。

 

ノセボ効果を防ぐには?

 

ノセボ効果を防ぐためには、以下の点に注意すると良いでしょう。

  1. 正しい情報を得る

ネットの噂や不確かな情報に惑わされず、信頼できる医師や専門家の意見を参考にしましょう。

  1. リラックスする

不安やストレスを感じるとノセボ効果が強くなるので、深呼吸や瞑想などでリラックスすることが大切です。

  1. ポジティブな考え方を持つ

「この薬は自分を治してくれる」と前向きに考えることで、プラセボ効果を高め、ノセボ効果を抑えることができます。

 

 

ノセボ効果とは、「悪い影響があるかもしれない」という思い込みが、実際に体調不良を引き起こす現象です。不安や恐怖を感じると起こりやすいため、正しい情報を得て、前向きな考え方を持つことが大切です。

 

ノセボ効果を理解し、日常生活で不必要な不安を減らしていきましょう!

 

私達も施術を通して、正しい情報をお伝えし、少しでも不安を減らせるようコミュニケーションを図ります。

当院では、自力通院が難しい方を対象に無料体験施術のご予約を受け付けております。

是非一度、ご体験ください!

 

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