ドーパミンを増やす為に有効な方法 ~心も体も”やる気スイッチ”を取り戻す~ 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
私たちの脳には「やる気」「楽しさ」「達成感」を生み出す“ドーパミン”という神経伝達物質があります。
年齢を重ねると、このドーパミンの分泌量が少しずつ低下し、
「気分が落ち込みやすい」「意欲が湧かない」「楽しさを感じにくい」
といった状態につながることがあります。
ですが、ご安心ください。
ドーパミンは生活の工夫でしっかり増やすことができます。
ここでは、高齢者でも無理なく取り入れられる方法をご紹介します。
① 軽い運動で脳を刺激する
運動はドーパミン分泌を高める最良の方法のひとつです。
- 10〜20分の散歩
- ゆっくりした体操
- ラジオ体操
- 軽いストレッチ
- 太極拳やヨガ
ポイントは 「無理なく毎日少しでOK」 ということ。
運動の習慣がつくと、気分が明るくなり、自然と活力も戻ります。
② 食事でドーパミンの材料を補う
ドーパミンは たんぱく質に含まれる「チロシン」 から作られます。
◎ チロシンを多く含む食品
- 大豆製品(豆腐、納豆、味噌)
- 乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)
- 魚(特に青魚)
- 卵
- ナッツ類
- 鶏肉
大切なのは バランスよく食べること。
とくに高齢者は食欲が落ちやすいため、少量でも栄養のある食品を意識すると良いでしょう。
③ 小さな“達成感”を積み重ねる
ドーパミンは「達成感」でドッと出ます。
大げさな目標でなくて大丈夫。
- 部屋の整理を5分だけ
- 植物の水やり
- 簡単な料理を作る
- 日記を1行書く
これらの“小さな成功体験”の積み重ねが、脳のやる気スイッチを刺激します。
④ 人と話す・笑う
人と交流することで、脳内ではドーパミンが増えやすくなります。
- 友人や家族との会話
- デイサービスでの交流
- 趣味サークル
- 笑えるテレビ・お笑い番組
「笑う」ことは特に効果的で、気分の改善やストレス軽減にもつながります。
⑤ 好きなこと・趣味に没頭する
趣味に夢中になっている時、ドーパミンは自然と分泌されています。
例:
- 音楽を聴く・楽器を弾く
- 編み物・手芸
- ガーデニング
- 写真
- 絵を描く
- 料理
「高齢者だから新しいことは難しい」と思われがちですが、新しいことを始めること自体がドーパミンの刺激になります。
⑥ 十分な睡眠をとる
睡眠不足はドーパミンの感受性を下げ、やる気の低下につながります。
- 眠る前のスマホは控える
- 就寝前に軽いストレッチや深呼吸
- 昼寝は20〜30分まで
質の良い睡眠が、翌日の意欲アップにもつながります。
⑦ 鍼灸のリラックス効果も◎
鍼灸やマッサージには、自律神経を整えストレスを減らす作用が期待され、
結果的にドーパミンが働きやすい体づくりをサポートします。
慢性的な疲れ・不安・痛みがある場合は、東洋医学のケアを取り入れるのも良い方法です。
まとめ
高齢者がドーパミンを増やすポイントは以下の7つ。
- 軽い運動をする
- たんぱく質・チロシンを食事で補う
- 小さな達成感を作る
- 人と会話・笑う時間を作る
- 趣味を楽しむ
- 良質な睡眠をとる
- 鍼灸・マッサージで体を整える
どれも特別な準備は必要なく、今日から始められることばかりです。
心と体の“やる気”を取り戻し、毎日を健やかに過ごすために、ぜひ取り入れてみてください。


