はりきゅうの「フレア現象」って何のこと?  袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

鍼灸を受けたあとに、鍼を刺した部分やお灸を据えた周辺の皮膚が赤くなったり、ぽかぽかと温かくなった経験はありませんか?

これを 「フレア現象」 と呼びます。

 

 

◆ フレア現象の仕組み

 

フレア(flare)は英語で「赤み・ほてり」という意味があります。

鍼やお灸の刺激によって皮膚や末梢神経が反応し、血管が拡張して血流が一時的に増えることで皮膚が赤くなるのです。

 

この反応は体の「自然な防御反応」や「調整作用」であり、異常ではありません。

 

 

◆ フレア現象が起こる理由

  1. 血流の改善

鍼灸刺激によって血管が広がり、血の巡りがよくなります。

  1. 自律神経の働き

交感神経や副交感神経が刺激を受け、体が「リラックスモード」に切り替わる過程で赤みが出ることがあります。

  1. 体質や皮膚の状態

体が敏感な方や血行が良くなりやすい方は特にフレアが出やすい傾向があります。

 

 

◆ フレア現象は危険?

 

多くの場合、フレア現象は 一時的で自然に消えるもの です。

数分から数時間で赤みが落ち着き、体が軽く感じたり、温かさを心地よく感じることもあります。

 

ただし、

  • 赤みが強く長く続く
  • 痛みやかゆみが強い

といった場合は、刺激が体に合っていないこともあるので、施術者に伝えることが大切です。

 

 

◆ まとめ

 

鍼灸のフレア現象は、体が反応しているサインのひとつ。

血流や自律神経の調整が働いている証拠でもあります。

過度に心配する必要はありませんが、不安なときは施術者に相談してみましょう。

 

👉 鍼灸は「体の自然な治癒力を引き出す」療法です。フレア現象もその一部として前向きにとらえていただければと思います。

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