「暑いのに寒い?」必見!!多くの人を悩ます自律神経の乱れについて 袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問リハビリマッサージ 伊藤リハビリセンターです!
7月になる前に梅雨が明け、最近では暑い日が続いていますね!
伊藤リハビリセンターでは車で袖ケ浦を中心に市原市、木更津市、君津市、富津市をまわっているため、ときに車内は灼熱の状態になっています…
暑いのは体力が奪われ大変ですが、患者さんや患者さんのご家族から頂く「笑顔」や「良くなったよ!」「楽になった!」など喜びの声を頂くことで大変さも忘れ、1人ひとりの患者さんに対して全力で向き合うことができています。
しかし、今の時期こんなことがよくあります…
気温は30度を超えているのに「寒いといって常にカイロを持ち歩いている」「暑いのに気づかないで冷房もつけない」など…
「えっ?」と思うかもしれませんが、良くあることなんです。
なぜ、そのような関係になってしまうのか?それは自律神経が関わっています。
そこで本日は、自律神経のコントロールについて書かせて頂きます。
自律神経とは?
自律神経とは、内臓や血管の働きをコントロールしているものです。心臓の動きや消化、呼吸、体温調節、嚥下などの生命活動に大きく関わっています。
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、活動的になる際は交感神経、リラックスするときは副交感神経が優位になります。いわゆる「ON」と「OFF」の役割です。
交感神経と副交感神経の両方がバランスよく働くことで生命活動は支えられています。
なぜ「暑いのに寒い」と感じるのか?
このような感覚になってしまうのは、この時期の寒暖差が影響します。
常に暑いように思いますが、クーラーによって冷やされた部屋から一歩そとにでると灼熱のような暑さ…
このような寒暖差も自律神経を乱す原因となります。血圧や発汗などを自律神経はコントロールしていますが、急な寒暖差を身体が感じることで、暑いのか?寒いのか?身体は混乱してしまい自律神経が乱れてきてしまうのです。とくに高齢者は自律神経が乱れ夏場でも「寒い」と感じてしまうことが多いです。また高齢者は交感神経が弱くなってしまうことで汗をかくことができない状態になります。そのため皮膚から体温を逃がすこともできず体内に熱がこもって熱中症になりやすくなります。
どうすれば自律神経をコントロールできるのか?
① 温湿度計を利用する
エアコンの性能がよくなり室内温度調節が容易にはなってきています。しかし、それが落とし穴となってしまうこともあります。それは、部屋の場所によって温度は違うからです。リモコンに表示された温度とはまったく違うという場合もあるのです。ではどのように温湿度計を利用するのか?エアコンの風が直接当たってしまうと冷えすぎてしまうことがあるため、まずは風が直接当たらない場所に設置することが大切です。なおかつ自身が良くいる場所に設置すると良いでしょう。温度は25℃~27℃、湿度は50%~60%が目安となります。
② 水分補給の仕方を工夫する
暑いときによく冷えた飲み物を飲むと凄く美味しいですよね?
ついついたくさん氷を入れて冷やしてしまいがちですが、冷たい飲み物を摂ることは自律神経を乱す原因になってしまいます。
冷たい飲み物をたくさん摂り、胃腸などの消化器系が冷えてしまうと交感神経が優位になります。消化は副交感神経が担っているため、冷たいものの摂りすぎは消化不良の原因になるのです。そのため、ぬるめとは言いませんが、常温のスポーツドリンクやほうじ茶、カフェイン抜きの麦茶などが自律神経のためにもおすすめです。
コーヒーや紅茶などカフェイン入りの飲み物やアルコールは飲んだ以上に水分が出て行ってしまうため、かえって脱水になりやすいので水分補給には向きません。
③ 外出から帰宅後は素早く換気
デイサービスなどからの帰宅後、窓も閉めっきりでエアコンや扇風機もつけずにいる方もいらっしゃいます。夏場においては非常に危険です。
自律神経のコントロールという点からも、帰宅後は窓を開け、室内にこもった熱気を扇風機などを利用して外に出しましょう。その後、エアコンをつけ部屋をすばやく冷やします。エアコンのタイマーなどもうまく利用できればなお良いでしょう。
④ 入浴方法
暑いとはいえ湯船にはしっかりとつかりましょう。
温度は38度前後の体温に近い温度がおすすめです。38度前後の湯に10分ほどつかることが副交感神経を優位にします。
入浴は夜就寝1時間以上前に入浴し、入浴直後に布団に入ることは避けましょう。また、就寝前に携帯電話やパソコンを見ることもNGです。交感神経が働いて身体がリラックスモードにならなくなってしまいます。
その他、足浴もおすすめです。43度くらいの熱めの湯に膝から下だけ30分ほどをつけます。肩甲骨の内側にジワァーっと汗をかくぐらいになると良い反応です。
⑤ 就寝の仕方
よく寝つきをよくするためや電気代のことを考えて、就寝時にタイマーでエアコンをつける方が多くいらっしゃいます。しかし、それはあまりおすすめできません。
それは、就寝中にタイマーでエアコンが切れることにより体温が上がってしまうからです。リラックスの神経である副交感神経を優位にするためにも、眠っている間の体温変化は少ないほうが良いのです。
いかがでしたでしょうか?
自律神経は生命活動を保つために非常に大事な神経です。自律神経を乱さないためにできることは様々あると思いますが上記のような方法は比較的簡単にできるかと思います。自律神経を整えるために取り組んだからといってすぐに成果のでるものではありません!何事も積み重ねであり、習慣化することが大切です。また、高齢者でなくても自律神経を乱し様々な症状に悩まされている方も多い現代です。正しい習慣を身につけて、自律神経を整えましょう!
その他、自律神経の調節には鍼灸やマッサージは非常に有効です!もし、自律神経失調症などに悩まされている方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください!