高齢者に「寝返り」が必要な理由 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
〜寝たきり予防の第一歩〜
「ベッドで横になっているだけだから大丈夫」
「寝返りくらい、しなくても問題ないのでは?」
実は、寝返りが減ることは、高齢者の身体機能低下や寝たきりにつながる重要なサインです。
今回は、高齢者にとって寝返りがなぜ必要なのかを分かりやすく解説します。
寝返りとは何をしている動き?
寝返りは、
仰向け ↔ 横向き ↔ 反対側
と体の向きを変える動作です。
一見簡単そうですが、実は
- 体幹筋
- 股関節・肩関節
- バランス能力
など、多くの機能を使う全身運動です。
寝返りができないと起こる問題
① 褥瘡(床ずれ)のリスクが高まる
同じ部位に圧がかかり続けると、血流が悪くなり皮膚が傷つきます。
寝返りは、体重を分散し皮膚を守る大切な動きです。
② 筋力・関節のこわばりが進む
動かさない時間が長くなると、
- 筋力低下
- 関節拘縮
- 体のこわばり
が急速に進みます。
寝返りは、**最低限の「動く刺激」**になります。
③ 呼吸・内臓の働きが低下する
長時間仰向けのままだと、
- 肺が十分に膨らみにくい
- 痰がたまりやすい
- 胃腸の動きが低下する
といった影響が出やすくなります。
④ 起き上がり・立ち上がりが難しくなる
寝返りは、
👉 起き上がり
👉 座る
👉 立つ
につながる基本動作の土台です。
寝返りができなくなると、日常生活全体に影響が広がります。
寝返りが減ってきたときのサイン
次のような変化は要注意です。
- 夜中に同じ姿勢のまま朝を迎える
- 寝返りのたびに声を出す・痛がる
- 介助がないと向きを変えられない
- ベッド柵を強くつかまないと動けない
これらは、身体機能低下の初期サインかもしれません。
家族ができるサポート方法
① 環境を整える
- マットレスが硬すぎ・柔らかすぎないか
- ベッドの高さは合っているか
- 手をかけられる位置に柵や手すりがあるか
環境調整だけで、寝返りがしやすくなることもあります。
② 「やってあげすぎない」
つい手を出したくなりますが、
本人が動く機会を奪わないことも大切です。
「ここまで自分でやってみようか」
と声をかけながら、見守る姿勢を意識しましょう。
③ 専門職の介入を検討する
寝返りが難しくなってきた場合、
- 訪問リハビリ
- 訪問マッサージ
などで、
- 体幹・関節の動きを保つ
- 痛みを軽減する
- 動きやすい体を作る
ことが可能です。
まとめ
寝返りは、
「ただ体の向きを変える動き」ではなく、生活を支える基本動作です。
- 褥瘡予防
- 寝たきり予防
- 呼吸・循環の維持
そのすべてに関わっています。
「最近、寝返りが少なくなったかも」と感じたら、
それは体からの大切なサインです。

