転倒⇨骨折⇨入院😢寝たきりへの第一歩に注意!! 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
ご高齢の方にとって「転倒」は、ただのケガでは終わりません。
転倒が骨折につながり、入院し、そのまま寝たきりになる…
この流れは、とても身近で、多くの方に起こり得る深刻な問題です。
12月〜冬場は特に注意が必要です。気温が下がり、筋肉が硬くなることでバランスが取りにくくなり、室内外の段差や滑りやすい床で転びやすくなります。
今回は、「転倒→骨折→寝たきり」を防ぐために、高齢者の皆さまやご家族に知っていただきたいポイントをまとめました。
◆ なぜ転倒が怖いのか?
① 骨折のリスクが高い
高齢者は骨がもろくなり(骨粗鬆症)、ちょっとした転び方でも太ももの付け根(大腿骨)、手首、背骨などを骨折しやすくなります。
② 入院で筋力が一気に低下
入院生活は安静が基本。
ベッド中心の生活になると、1日で筋力が3%ずつ落ちるとも言われています。
③ 寝たきりの連鎖
筋力低下 → 歩けない → 介助が必要 → 活動量が減る
この悪循環を止めるのがとても難しくなります。
◆ 特に危険なのは「冬」の転倒
冬場は次のような要因が重なり、転びやすくなります👇
- 足が冷えて感覚が鈍る
- 室内と外の寒暖差でふらつく
- 暖房で身体が乾燥し血圧が乱れる
- 年末にかけて部屋が散らかりやすい
- 厚着で動きづらい
転倒は自宅で最も多いとされています。
浴室、玄関、カーペットのめくれ、スリッパ、コード、座布団…日常の「小さな段差」が危険ポイントです。
◆ 鍼灸マッサージでできる「転倒予防」
◎ 筋肉がしっかり動くと踏ん張れる
特に重要なのが
- 太もも
- ふくらはぎ
- お尻
- 背筋
これらは「歩く力」「立つ力」に直結します。
鍼灸マッサージは
✔ 筋肉をほぐして柔らかくする
✔ 関節の可動域を広げる
✔ 血流アップで冷えを改善
など、転びにくい身体づくりにつながります。
◆ ご家庭でできる転倒予防ポイント
- 毎日5分の足のストレッチ
- ゆっくり立ち上がる練習
- 足裏やふくらはぎのマッサージ
- 夕方の散歩(10〜15分)
- 湯船に浸かる習慣
特に **「足裏」**はバランス感覚をつくる重要なエリア。
手の親指で円を描くように押すと効果的です。
◆ 高齢者の転倒を防ぐためにご家族ができること
- 廊下やトイレに夜間照明をつける
- 滑りにくいルームシューズを用意する
- カーペットやマットの段差をチェック
- よく使う物は「手の届く高さ」に置く
- 介護保険サービス(手すり・段差解消)を活用
何より大切なのは、
「転ぶ前に対策する」
という意識です。
◆ まとめ:今日からできる小さな一歩が将来を守る
転倒は、一瞬の出来事ですが、人生を大きく変えるきっかけになります。
しかし、適切なケアと注意で 防ぐことができます。
- 冬は特に注意
- 身体を温めて柔らかく
- 筋力、バランスを維持
- 自宅の環境を安全にする
鍼灸マッサージは、高齢者の方にとって 無理なく続けられる転倒予防法です。
寝たきりの第一歩にならないよう、今からできることを始めてみましょう。

