暖房と乾燥でばてる?冬の不調に東洋医学的アプローチ 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
12月に入り、気温が一気に下がってきましたね。室内にいる時間が増え、暖房をつける機会も多くなりますが、「暖かいはずなのに、なんだかだるい」「肩こりや頭痛が増えた」「眠りが浅い」…そんな冬特有の不調を感じていませんか?
実は 暖房と乾燥 が、体のバランスを大きく崩してしまうことがあります。
◆ 冬は「腎」が弱りやすい季節
東洋医学では、冬は “腎(じん)” をいたわる季節と考えます。腎は生命エネルギーの源であり、寒さや乾燥によって消耗しやすく、体の回復力や免疫力低下につながります。
- 疲れやすい
- 足腰が冷える
- やる気が出ない
- トイレが近い
- むくみやすい
こういった症状は、腎の弱りが影響していることが多いです。
◆ 暖房による「巡りの悪さ」に注意
冬は寒さから身を守るため、筋肉が緊張しがち。さらに暖房で部屋が温まると、外と中の気温差が大きくなり、自律神経が乱れやすくなります。これが 頭痛、肩こり、冷え、不眠 の原因に。
さらに、暖房による乾燥は 血流やリンパの流れを低下 させ、疲労が回復しにくい状態をつくります。
◆ 東洋医学で考える「冬の体調管理」のポイント
① 湿度を保つ
加湿器をつける、洗濯物を部屋干しするなど、湿度40〜60%を目安に。
②「首・お腹・足首」を冷やさない
腎を守るための基本。カイロや腹巻きもおすすめ。
③ こまめな水分補給
冬は喉が乾きにくいですが、体は確実に乾燥しています。白湯がベスト。
◆ 体調改善に役立つツボ
- 湧泉(ゆうせん):足裏の中央。腎のエネルギーを補うツボ
- 三陰交(さんいんこう):内くるぶし上。冷えやむくみに
- 風池(ふうち):首の付け根。頭痛や肩こりに効果
ゆっくり押すだけでも、巡りが改善して体が温まりやすくなります。
◆ マッサージで「巡り」と「腎」をサポート
訪問マッサージや鍼灸では、冬の不調に対して
- 血流改善
- 自律神経の調整
- 冷え対策
- 睡眠の質向上
といった効果が期待できます。特に高齢者の方は、暖房が効いた部屋で動かない時間が増えるため、 冬こそ施術を受ける価値が高い季節 です。
◆ まとめ
暖房は快適さを与えてくれますが、乾燥や自律神経の乱れなど、意外な不調の原因にもなります。
東洋医学的なアプローチで「巡り」を整え、「腎」をいたわるケアを意識することで、冬の体調は大きく変わります。
12月は、疲れをため込まず、早めのセルフケアとマッサージで元気に過ごしましょう。

