不眠に対する鍼灸施術 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
「布団に入っても眠れない」「夜中に何度も目が覚める」「早朝に目が覚めてしまう」——そんな睡眠の悩みを抱える方はとても多くいます。
不眠は放っておくと、疲労感・集中力低下・免疫力低下などにつながり、日常生活に大きな影響を与えます。
そこで注目されているのが 鍼灸治療による不眠改善 です。
今回は、鍼灸がどのように不眠にアプローチするのかをわかりやすく解説します。
不眠の原因はさまざま
不眠と一口に言っても、原因は1つではありません。
- ストレスや不安
- 自律神経の乱れ
- 首肩こりや頭の緊張
- ホルモンバランスの変化
- 生活リズムの乱れ
- 加齢に伴う睡眠の質低下
東洋医学では、不眠を「気・血の巡りの悪さ」や「内臓のバランスの乱れ」としてとらえ、体全体の調整を重視します。
鍼灸が不眠に効く理由
① 自律神経を整える
鍼灸刺激は交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経を優位にする働きがあるとされています。
そのため、心身がリラックス状態になり「自然に眠くなる環境」が整います。
② 首肩の緊張をほぐし、脳の疲れを軽減
現代人はスマホ・PCにより首肩が常に緊張しがち。
この緊張が脳疲労につながり、眠りの妨げとなります。
鍼灸で筋緊張を緩和すると、 寝つきの改善や眠りの深さUP が期待できます。
③ ツボ刺激でホルモンバランスを調整
ツボにはホルモン系の働きを整える作用があるものもあり、
女性ホルモンの変化による不眠にも相性が良いとされています。
④ 内臓の働きを整える
胃腸が弱っている、ストレスでお腹が張るなどの“内側の乱れ”も不眠の原因。
鍼灸で気血の巡りを整えることで、体の内部から睡眠の質を高めます。
不眠に使われる代表的なツボ
- 安眠(あんみん)
耳の後ろにある不眠の代表ツボ。リラックス効果が高い。
- 神門(しんもん)
手首の小指側。精神安定・自律神経調整によく使われる。
- 百会(ひゃくえ)
頭のてっぺん。脳の緊張をゆるめ、リラックス効果が期待。
- 内関(ないかん)
手首の内側。不安感や胸のつかえを和らげる。
- 太衝(たいしょう)
足の甲。ストレス緩和に優れる。
鍼灸治療で期待できる改善効果
- 寝つきが良くなる
- 眠りが深くなる
- 夜中に起きにくくなる
- 朝のだるさが軽減
- イライラが減る
- 頭がスッキリする
個人差はありますが、 2〜3回目から変化を感じ始める方も多い です。
不眠改善のために併用すると良い生活習慣
鍼灸効果を高めるため、以下もおすすめです。
- 就寝1時間前のスマホ・PC使用を控える
- ぬるめのお風呂にゆっくり入る
- 軽いストレッチや深呼吸
- カフェインを夕方以降控える
- 寝室を暗く・静かに・涼しく保つ
鍼灸と生活習慣を組み合わせることで、眠りの質はさらに向上します。
まとめ
不眠は薬だけに頼らず、 体質やストレス状態に合わせて調整できる鍼灸治療 と非常に相性の良い不調です。
眠れない日が続くと心も体も疲れてしまいますが、鍼灸なら自然な眠りへと導くサポートができます。
「最近眠れない」「寝ても疲れが取れない」
そんな悩みがあれば、ぜひ一度鍼灸治療を試してみてください。

