脳梗塞後遺症に対して鍼灸マッサージは有効ですか? 袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳細胞がダメージを受け、麻痺やしびれ、言語障害など、さまざまな後遺症を引き起こします。リハビリを継続することがとても大切ですが、「少しでも回復を促したい」「手足のこわばりをなんとかしたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時に注目されているのが、鍼灸マッサージです。
🩺 鍼灸マッサージが期待できる効果
脳梗塞後遺症の方に対して、鍼灸マッサージは次のような効果が期待できます。
- 筋肉の緊張をやわらげる
片麻痺などで手足の筋肉がこわばっている場合、鍼やマッサージで血流を改善し、筋肉の緊張をやさしくほぐしていくことができます。
- 血流促進による代謝改善
鍼灸刺激により、血液やリンパの流れが促され、代謝が活発になることで、リハビリ効果の向上にもつながると考えられています。
- 感覚障害やしびれの緩和
脳梗塞後のしびれは神経系のダメージによるものですが、鍼灸によって末梢神経の興奮を調整し、感覚の改善がみられるケースもあります。
- 精神的なリラックス効果
後遺症により不安やイライラを抱える方も多いですが、鍼灸マッサージの施術は自律神経を整え、心身のリラックスにもつながります。
📚 エビデンス(科学的根拠)
国内外の研究でも、鍼灸が脳卒中後のリハビリに補助的に有効であることが報告されています。
たとえば、脳梗塞後の運動機能回復や痙縮(けいしゅく)緩和に一定の効果があるという臨床研究があります。
また、世界保健機関(WHO)でも「脳卒中後のリハビリにおける鍼灸療法」は有効性が示唆されている治療の一つとして挙げられています。
ただし、すべての方に同じ効果があるわけではありません。症状や回復段階に応じて、医師・リハビリスタッフ・鍼灸師が連携して行うことが大切です。
🏠 訪問鍼灸マッサージという選択肢
脳梗塞後は通院が難しい方も多いため、訪問鍼灸マッサージの利用もおすすめです。
国家資格をもつ施術者がご自宅や施設へ伺い、医師の同意のもとでリハビリをサポートします。
医療保険を使える場合もあり、経済的な負担を抑えて継続的なケアが可能です。
🌿 まとめ
脳梗塞後遺症に対する鍼灸マッサージは、
- 筋肉のこわばりをやわらげる
- 血流・代謝を改善する
- リハビリ効果を高める
- 精神的リラックスを促す
といった点で有効性が期待できます。
西洋医学のリハビリと併用することで、より質の高い回復支援ができるのが鍼灸マッサージの魅力です。


