鍼灸施術と頭痛:科学的な根拠  袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター

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袖ケ浦市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンターです。

当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。

  1. 緊張型頭痛(Tension-type headache)
  • 概要:肩や首の筋肉の緊張によって起こる頭痛で、慢性的に起こることもあります。
  • エビデンス:

複数のランダム化比較試験(RCT)やメタ分析で、鍼治療は痛みの頻度や強さを減らす効果があることが報告されています。

  • 施術を受けた群は、週あたりの頭痛日数が減少する傾向があり、薬物療法との併用でさらに改善が期待できます。
  • ポイント:首や肩の筋肉の緊張を和らげることが、症状軽減につながります。

 

 

 

  1. 片頭痛(Migraine)
  • 概要:血管の収縮や神経の過敏によって起こる、ズキズキする頭痛です。
  • エビデンス:

世界保健機関(WHO)や複数の研究で、鍼治療は片頭痛の発作回数や痛みの強さを減らす効果があるとされています。

  • 頭痛の頻度が減少し、痛み止めの使用量も減ることが報告されています。
  • 特に「定期的な予防的鍼治療」が有効とされています。
  • ポイント:完全に頭痛を防ぐわけではありませんが、生活の質を改善する助けになります。

 

 

 

  1. 群発頭痛(Cluster headache)
  • 概要:片側に激しい頭痛が周期的に起こる稀な頭痛。
  • エビデンス:

現時点では十分な科学的データはなく、鍼治療の効果は限定的です。

  • まだ研究が少なく、補助的なケアとしての位置づけです。

 

 

  1. 総合的なまとめ
  • 緊張型頭痛や片頭痛には有効性があるとする科学的報告が複数あります。
  • 効果の現れ方には個人差があり、鍼灸単独よりも生活習慣改善や薬物療法との併用が効果的です。
  • 鍼灸の施術は安全性も高く、副作用が少ないため、慢性的な頭痛の補助治療として推奨されることがあります。

 

 

💡 ポイント

頭痛の種類を正確に把握することが重要です。自己判断で鍼灸を始めるより、頭痛の診断を医師に受けてから、鍼灸を組み合わせると安全で効果的です。

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