舌でわかる身体の状態? 舌診の見方を解説 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
「最近なんだか疲れやすい…」「なんとなく不調が続くけど原因がわからない」
そんなとき、あなたの“舌”がヒントをくれるかもしれません。
東洋医学では、舌を観察することで体の状態を知る「舌診(ぜっしん)」という診断法があります。今回は、初心者でもわかりやすい舌診の基本を解説します。
舌診とは?
舌診とは、東洋医学で行う「四診(望診・聞診・問診・切診)」のうちの「望診」に含まれるもので、舌の色・形・苔(こけ)などを観察して、体の内側の状態を推測する方法です。
舌は「内臓の鏡」ともいわれ、体調の変化が現れやすい部分。特に、消化器系や血の巡り、自律神経のバランスなどが反映されやすいとされています。
舌のどこを見るの?
舌診では、以下のポイントをチェックします:
- 舌の色(舌質)
- 舌の形
- 舌苔(ぜったい:舌の表面にある白っぽいコケのようなもの)
- 舌の場所ごとの特徴(舌尖・舌辺・舌中・舌根)
舌の色でわかること
- 淡いピンク色(正常):健康状態は良好。
- 赤い舌:熱がこもっている。のぼせやイライラ、不眠など。
- 白っぽい舌:血が不足(血虚)または冷え(寒証)のサイン。
- 紫がかった舌:血の巡りが悪い(瘀血)。肩こりや冷え性の人に多い。
舌の苔(こけ)でわかること
- 薄く白い苔(正常):胃腸が健康な状態。
- 厚い苔:消化不良や体内に湿気がたまっている状態(湿熱)。
- 黄色い苔:体内に熱がこもっている(熱証)。
- 苔がない・薄すぎる:体のエネルギー(気)や体液(津液)が不足している可能性。
舌の形でわかること
- むくんで歯形がついている舌:脾(ひ:消化機能)の弱り。水分代謝が悪く、体がむくみやすい。
- やせた舌:血や水分が不足している。
- 腫れた舌:余分な水分や熱がたまっている。
舌は健康のバロメーター。毎日チェックすることで、身体の小さな変化にも気づきやすくなります。
ただし、舌診だけで全てを判断することはできません!
気になる症状が続く場合は医療機関に相談しましょう!!