足つぼマッサージ”経穴”と”反射区”って何が違う? 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
巷には「足つぼマッサージ」の看板があります。TVなどでも取り上げられて、よく痛がっている芸能人の方が姿でおなじみですよね。
私は鍼灸マッサージ師の国家資格を持っている身として足つぼマッサージという言葉になんかモヤモヤするんです。
そこで今日は足つぼマッサージについて書かせて頂きます。
足ツボマッサージに使われる2つの考え方
足ツボマッサージは、「気持ちいい」「スッキリする」と人気の健康法ですが、実は**東洋医学の“経穴(ツボ)”**と、**西洋由来の“反射区”**という2つの理論が使われていることをご存じでしょうか?
それぞれの違いを知ることで、より効果的なケアができるようになります。
経穴(けいけつ)とは?
経穴とは、東洋医学で言うところの“ツボ”のこと。
全身には約360か所以上あるとされ、経絡(けいらく)というエネルギーの流れに沿って存在します。
足には、**湧泉(ゆうせん)や太衝(たいしょう)**など、身体の調整に関わる重要なツボが集中しています。
鍼灸治療でも使われるこれらのツボを刺激することで、内臓機能の調整や気血の流れの改善が期待できます。
反射区(はんしゃく)とは?
一方、反射区は、主にリフレクソロジー(反射療法)に使われる考え方で、足の裏に内臓や器官が投影されているという理論です。
たとえば、
- 親指の腹は「脳」や「頭」
- 土踏まずは「胃」や「膵臓」
- かかとは「腰」や「坐骨神経」
など、全身の臓器が足裏に対応していると考えられています。
刺激することでその対応する部位が活性化し、自然治癒力を引き出すことを目的としています。
どちらが良い?実は“両方”使うのが効果的
実際の足ツボマッサージでは、経穴と反射区の両方を意識しながら施術することで、より高いリラックス効果や体調改善が見込まれます。
とくに高齢者のケアでは、
- 血流の促進
- 睡眠の質の向上
- 消化機能の改善
など、日常的な不調のケアに役立つ手段として取り入れられています。
足ツボマッサージにおいては、「東洋医学の経穴」と「西洋の反射区」、どちらも体調を整えるための大切なアプローチです。
もしご自身やご家族の健康維持に足ツボを取り入れるなら、ぜひ両方の視点からケアしてみてください。