高齢者の熱中症対策と体調管理について 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
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袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症により自力通院が難しい方を対象に在宅にてリハビリマッサージや鍼灸施術を行なっています。
今年の夏も厳しい暑さが予想されています。特に高齢者の方は、体温調節機能や喉の渇きを感じにくくなるなどの理由から、熱中症のリスクが高まります。
今回は、高齢者の熱中症対策と、夏場の体調管理についてご紹介します。
◆ 高齢者が熱中症になりやすい理由
高齢者は以下のような特徴から、熱中症にかかりやすくなります。
- 体温調節機能の低下:汗をかきにくく、体温が上がりやすい
- 喉の渇きを感じにくい:水分摂取が不足しがち
- 持病や服薬の影響:利尿剤などで脱水しやすい場合も
- 室内での油断:エアコンを我慢してしまうケースも多い
◆ 熱中症を防ぐためのポイント
① こまめな水分補給
・喉が渇いていなくても、1日1.5〜2リットルを目安に
・お茶や水だけでなく、塩分の入ったスポーツドリンクや経口補水液も活用
② 室内の温度管理
・エアコンや扇風機を遠慮なく使用する
・室温は28℃以下、湿度は**50〜60%**が理想的
③ 衣類や寝具の工夫
・通気性が良く、汗を吸いやすい素材を選ぶ
・寝るときは冷感寝具やアイスノンを活用
④ 食事で体力づくり
・栄養バランスの良い食事を心がける
・ビタミン・ミネラルが不足しないよう、野菜や果物を多く取り入れる
⑤ 体調の変化に敏感になる
・「だるさ」「食欲不振」「頭痛」「めまい」などは熱中症の初期症状かも
・早めに休む、冷やす、水分補給を行い、改善しなければ医療機関へ相談を
◆ ご家族・介護者の皆様へ
高齢の方ご本人が「暑さ」や「脱水」に気づきにくいため、周囲の見守りがとても大切です。次のようなサポートを心がけてください。
- 定期的な声かけ:「水分とっていますか?」「エアコンつけましたか?」
- 一緒に飲み物をとる習慣づけ
- 室温・湿度のチェック
- お風呂や外出のタイミングに注意(涼しい時間帯に)
熱中症は予防が何よりも大切です。
毎日のちょっとした工夫で、大切なご家族の健康を守ることができます。
高齢者の方もご家族も、無理なく夏を乗り切れるよう、今から準備をしていきましょう。