指圧の起源とは?東洋の知恵が生んだ癒しの技術 袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター
いつもブログをご覧になって頂き本当にありがとうございます。
袖ケ浦市、木更津市の訪問鍼灸マッサージ 伊藤リハビリセンター(イトー鍼灸院)です。
当院では難病や病気の後遺症などにより自力通院が難しい方を対象にリハビリマッサージや鍼灸施術を在宅にて行っています。
施術者は全員が国家資格者で、健康保険を使用して施術を受けることができます。
施術内容はマッサージ、指圧、鍼灸に加えてストレッチや関節運動、機能訓練なども行ないます。
最近では鍼灸マッサージがメディアで取り上げられる事も多くなり嬉しく思います。
そこで今日は当院の売りでもある「指圧」について書かせて頂きます。
日本発祥の自然療法として、世界的に注目されている「指圧」。身体のツボを指で押すことで、血流を促進し、コリや痛みを和らげるこの技術は、一見シンプルながら深い歴史と哲学を持っています。指圧の起源と発展の歴史に迫ってみましょう。
指圧のルーツは東洋医学
指圧の基礎には、数千年の歴史を持つ東洋医学が存在します。特に、中国の伝統医学における「経絡(けいらく)」や「気(き)」の概念が深く関わっています。古代中国では、鍼灸や按摩(あんま)といった技術が広く用いられており、身体のエネルギーの流れを整えることが健康の鍵とされていました。
日本独自の発展:按摩から指圧へ
日本では、奈良時代に中国から伝わった按摩が医療技術として取り入れられました。その後、江戸時代には武士階級にも広まり、リラクゼーションと健康維持の手段として発展していきます。
20世紀初頭、この按摩の技術をもとに新たな手技療法として誕生したのが「指圧」です。特に重要な人物が、指圧療法の創始者とされる浪越徳治郎(なみこし とくじろう)氏です。
浪越徳治郎と現代指圧の確立
浪越氏は、自らの体験を通して指圧の効果を確信し、1925年に「浪越指圧」を体系化。その後、「日本指圧学校」を設立し、教育・普及活動を推進しました。彼の指圧は、西洋医学とも融合しながら、世界中に広がりを見せました。
また、指圧は単なるマッサージではなく、身体と心のバランスを整える「全人的治療」として評価され、現代では医療、スポーツ、リラクゼーションなど幅広い分野で応用されています。
指圧は、東洋の知恵と日本独自の工夫が融合して生まれた手技療法です。機械に頼らず、人の手の力だけで行うこの療法には、シンプルながらも奥深い癒しの力があります。現代のストレス社会において、改めて指圧の価値が見直されているのも納得できることですね。
当院でも浪越徳次郎さんが作った「日本指圧学校」の卒業生もいます。
ぜひ当院の「指圧」をご体験ください!